縫製は、1966年創業の歴史あるコート専業の国内工場に依頼しました。日本に数えるほどしかないコート専業工場で丁寧に作られた一着は、細部にいたるまで美しく上品な仕上がりです。英国ルーツらしいスマートな雰囲気やきちんと感は、経験に裏付けされた確かな技術があってこそ。

■ ウエストマークで女性らしさが増すロング丈

ベルトをきっちりとしめて、シルエットにメリハリを出すことでまた違った着こなしを楽しめます。あえてラフに結んでカジュアルなムードを活かすのもおすすめ。

■ 3シーズン付き合える素材を選びました

シーズンを限定せずに一年を通して快適に使えるよう、表地にはコットン100%の高密度ギャバジンを採用。シルクのような光沢感と適度なハリを兼ね備えており、上品な存在感を放ちます。

裏地には滑らかな肌触りが心地よいキュプラ素材を。国内工場による丁寧な縫製が窺える美しい仕上がり。

■ ユニークな背景のある通称「マップポケット」

モーターサイクルコートを象徴する左胸のフラップポケット。これは当時、バイク部隊が地図を入れて使っていた通称「マップポケット」と呼ばれるデザインで、年代によりさまざまなディティールがあります。今回は1940年代のフラップ仕様を採用し、古着好きをニヤリとさせる個性を残したデザインに仕上げました。

■ 後姿にもこだわったラグランスリーブの「美」落ち感

納得がいくまで試行錯誤を重ねた「ラグランスリーブ」へのアレンジ。ゆったりとしたリラックス感は残しつつ、肩周りをすっきりと魅せられるよう立体的な仕立てにこだわりました。袖自体は太めなので、インナーに厚手のニットを合わせても、もたつくことなく美しく着こなせます。

■ 表情を変えられる襟もと

冬の寒い日には襟を立て、チンタブを留めることでマフラーを使わなくてもしっかりと防寒できます。

襟を立てずにボタンのみを止めて、ステンカラーの雰囲気も◎

深みのあるネイビーのコートは、インナーにダークトーンを合わせてシックにまとめることで、ぐっと大人っぽく知的な印象を楽しめます。また、生地の程よい光沢感が、スタイリングに軽やかさを加味してくれるのでダークトーンでも重くなりすぎません。