
ギャラリスト 石原悦郎の稀少なコレクション展「写真をアートにした男 Vol.2」開催
銀座 蔦屋書店
Art
銀座 蔦屋書店は「The Beginning of Art Photography 写真をアートにした男 −石原悦郎コレクション Vol.2 <JAPANESE PHOTOGRAPHY>」を1月24日(火)~2月16日(木)の期間開催します。
日本で最初に誕生した写真のコマーシャル・ギャラリーを創設した伝説のギャラリスト・石原悦郎の活動と先駆性にフォーカスするこの展覧会では、木村伊兵衛、森山大道、植田正治、荒木経惟、石内都などの希少なプリント作品を展示・販売いたします。
石原悦郎は、1978年に日本橋室町にて日本で最初のコマーシャル・フォト・ギャラリーである「ZEIT-FOTO SALON」を創設したギャラリスト。
石原は写真の芸術性にいち早く気がつき写真画廊を創設。アンリ・カルティエ=ブレッソンなどの世界的巨匠らとパリで交流し、直接プリントを買い付けてきては日本で個展を開くことで、オリジナル・プリントの価値を根付かせ、日本人作家の発掘にも尽力しました。1985年には国内初となる写真美術館「つくば写真美術館」を設立し、写真のキュレーターや評論家といった人材を育んでいきました。
写真家がアーティストとして活動し、写真が「アート」として受容されるようになった歴史を語る上で欠かすことのできない存在である石原悦郎。
その活動の軌跡とそのコレクションにフォーカスする「The Beginning of Art Photography 写真をアートにした男」の第2回である本展では、日本の写真家とその作品に着目します。
木村伊兵衛、植田正治、須田一政、桑原 甲子雄、また荒木経惟、森山大道、石内都など、石原悦郎との交友の中でキャリアを発展させたり、個展開催やプリント販売を行い、その後、国際的に高い評価を得ることになった日本人作家たちの希少なオリジナルプリント作品を展示・販売いたします。
写真がいまだかつてないほど、わたしたちの日常に身近になった現在──そして、現代アートが盛り上がりを見せる今日、「アートとしての写真」は多くの可能性に満ちています。
「アート写真のはじまり」を体感するとともに、ユーモアとのびやかな悦びに満ちた石原コレクションの世界をご高覧ください。
植田 正治「落日」1935年頃
作品展示作家
荒木 経惟、桑原 甲子雄、森山 大道、木村伊兵衛 、北井 一夫、橋本 照嵩、植田 正治、杉浦 邦恵、須田 一政、安齊 重男、石内 都
展示・販売予定の作品のご紹介(一部)
木村 伊兵衛「秋田市追分、板塀」 1953年
桑原 甲子雄「奉天康春街、瀋陽」1940年
[プロフィール]
石原悦郎(いしはら えつろう)
1941年~2016年、東京都生まれ。ギャラリスト。日本橋室町に日本で最初のコマーシャル・フォト・ギャラリーであるZEIT-FOTO SALONを1978年に創設。
カルティエ=ブレッソン、ブラッサイなど欧米の作家と交流し、彼らから直接オリジナルプリントを買い付け、日本に「アートとしての写真」という考え方を広める。
同時に荒木経惟や森山大道といった日本を代表する写真家を世界に送り出し、2000年代に入ると中国や韓国といったアジア圏で自身のコレクション展を企画開催し大きな影響を与えた。
一生涯を芸術に捧げ、写真に限らず、絵画やワイマール期のSPレコードの収集家としても、まとまったコレクションを築き上げた。
[展覧会詳細]
「The Beginning of Art Photography 写真をアートにした男−石原悦郎コレクション Vol.2<JAPANESE PHOTOGRAPHY>」
会期:2023年1⽉24⽇(火)〜2023年2月16日(木) ※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:当店Webサイトをご確認ください。
会場:銀座 蔦屋書店 店内アートエディションコーナーショーケース・写真集コーナー
主催:銀座 蔦屋書店
協力:ZEIT-FOTO kunitachi、小学館、ART OFFICE OZASA
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
フロア: 6F
イベント名: 「The Beginning of Art Photography 写真をアートにした男−石原悦郎コレクション Vol.2<JAPANESE PHOTOGRAPHY>」
開催期間: 2023.01.24- 2023.02.16
2023.01.19 UP