G SIX

A hand-made piece of jewelry pleasing to the eye from every angle – the fruition of human trial and error

AbHerï
アベリ
GINZA SIX 2F

Exclusive Products

過去を継承し、新しい挑戦を経て、未来へ創造する。
そんな力強いコンセプトのもと、2012年に東京で誕生したジュエリーブランド「AbHerï (アベリ) 」。ブランドネームはラテン語の語彙、ab (〜から、〜へ) とheri (昨日) を組み合わせた造語だ。GINZA SIXの店に掲げられたロゴの冠にある天秤も、過去から未来へ一直線に続く時間軸を表現。優美で繊細な印象を与える昔からの宝飾技術や伝統を引き継ぎながら、柔軟に導入した現代のテクニックが新鮮なイメージを生み出す。ゆらゆら揺れる天秤がぴたりと定まるようにベストなバランスにこだわることで、“懐かしいものを新しくつくり、新しくつくるものが懐かしい”というブランドの姿勢を象徴している。

GINZA SIXのための限定コレクション “Tsubaki (椿) ”が目指したのも、まさに西洋と日本の融合。カメリアとして世界で愛される花でありながら、実は日本を原産とする椿の花芯には、横から見た独特のプロポーションの愛らしさと7色のスペクトルカラーで17世紀の西洋で流行した“オールドマインドカット”のダイヤモンドを使用した。これはイギリスのメーカーとの共作で奥行きある輝きをいっそう引き出すために改良した、ブランドこだわりのオリジナル。さらにその周囲をプラチナの石座にセットされた直径1.0mm以下の“メレダイヤモンド”がおしべのように取り巻き、いちばん外側のレイヤーとなるゴールドの花びらにはタガネを使って緻密な和彫りの線模様が施され、西洋の技術であるミルグレーションの細工が縁取られている。

アイテムはネックレスとチェーンリングの2種類。サイズが調整できることでロングヒットアイテムとなったチェーンリングは、今回は指の内側にあたる半分だけをチェーンに。機能面と装飾性のバランスにも配慮した。

ちなみにここまでの一貫したブランドストーリーに共感した方にお薦めしたいのは東京のイーストサイド、馬喰町にあるアベリのコンセプトショップ。反物を広げたときの長さを示す数字の跡が床に残る、古い繊維倉庫をリノベーションしたビルの1Fには、フランスの時計店で部品を収容していた棚や、かつて日本のタバコ屋にあったケースといった什器が並ぶ。ブランドのコンセプト同様、過去を引き継いだ空間に込められたのは「よくあるジュエリーショップのようにたくさんが並んだ中から選ぶのではなく、ギャラリーで美術品を鑑賞するような感覚で、ジュエリーと向き合ってほしい」という全員が職人も兼ねるデザイナーたちの想い。GINZA SIXでも“屋根裏部屋の美術館”をテーマに、天窓から差し込む光を受けてジュエリーが輝くイメージの空間で、色石を使った一点モノやパールのコレクション、ブランド独自の割金によるK18オリジナルカラーの“シャンパンゴールド”のアイテム、ブライダルラインなど、華やかなラインナップを揃える。

ギャラリーに展示された作品のように、一点ずつ大切にディスプレイされたアベリのジュエリー。眺めていると気づかされるのは、どのデザインも立体的なこと。理由はコンセプトショップの奥に併設されたアトリエの様子を見れば明らかで、そこにある数々のプロトタイプが物語るのは、デザインを平面だけで捉えず、小さな建築の模型をつくるように手を動かしながら職人としても検証を重ねてきたデザイナーの真摯な姿だ。

人の手の試行錯誤からしか生まれ得ないからこそ、さまざまな角度から楽しめて、そこにあるだけでも美しい。まさにアートピースさながら、心に何かを語りかけてくるジュエリーとの出会いを、GINZA SIXで。

ネックレス (¥370,000 ※税抜き価格) 限定10個
チェーンリング (¥490,000 ※税抜き価格) 限定10個

問合せ

AbHerï (2F)
TEL.03-6264-5032
店舗詳細
http://www.jewelrybox.jp/

Edit & Text by Yuka Okada / Photographs by Satoko Imazu (Shop)

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