G SIX

Scarves and Kimonos that showcase Japan’s best in dyeing and weaving technique - introduced to the world from Ginza

OKANO
オカノ
GINZA SIX 4F

Exclusive Products

「OKANO」は福岡県で1897年に創業、120年の歴史を持つ博多織の織元だ。その使命は“KIMONO PRODUCTION”として、多くの産地の職人や、京友禅や江戸小紋、結城紬や大島紬、絞りや刺繍の工房とともに着物制作に取り組み、世界が驚くオール・ジャパンによる最高のものづくり。さらに工芸と芸術の融合にも力を注ぎ、GINZA SIXでは京友禅と、大英博物館にも作品が所蔵される現代アーティストの小松美羽さんがコラボレーションしたシルクのスカーフを、10枚限定のアートエディションとして販売する。

「私は神獣を描くことが多いのですが、たまたま『OKANO』の会社のキャラクターが鳳凰で、鳳凰は神獣でもある……という流れから、モチーフはそのまま鳳凰になりました。ただ、今回描いたのは鳳凰になる前の雛。尾羽だけはしっかりと伸びつつあって細胞分裂が始まっていますが、まだ羽は広げていません。アーティストとしてまだまだ未熟な私のように、進化の最中の雛。色に関しては銀座というとネオン街のイメージがあって、たくさんの人の色で彩られる街になってほしいという想いも込めました。友禅染の職人の先生に色の調合を教えてもらい、自分で絵具も作りました。いつもの筆ではない、専用の特殊な刷毛使いも楽しかったです」と語るのは小松さん。ちなみに今回のスカーフは小松さんの名前を取って「美しい羽 02」と命名。「01」は2016年に日本で開催されたG7サミットの関係閣僚会合のひとつ「長野県・軽井沢国交大臣会議」で各国大臣に寄贈されたショールで、「02」はシリーズ第2弾に位置づけられる。「『01』では画を描くだけでそこから先は友禅の職人さんにお任せしたのですが、生地の選定まで関わったのはGINZA SIXの限定品が初めて。ベースを黒染めにしたのはネオン街=夜を表現しているのもありますが、シャープな感じを出したかったのもあります。OKANOさんとは『99』までやりたいねと話していますが、実現したら最後はどんな鳳凰になるか…… (笑) 」

なお、GINZA SIXでは着物の制作技術を活用したストールやスカーフが中心商材に。たとえば取材当日に小松さんが羽織っていたスカーフは、密教から発生した祈りの紋様で博多織を代表する「献上柄」を現代風にデザインした「KAI (カイ) 」 (¥52,000 ※税抜き価格) 。OKANOのクリエイティブディレクターでブランドオーナーでもある五代目、岡野博一さんは「日本最高峰の染織技術を結集した新作であり、『OKANO』の定番でもあります。『献上柄』のような直線を多用したデザインは、型ずれが許されないので、技術を必要とする。スカーフで有名な海外のブランドのものもよく見ると曲線が多いのですが、あえてそうしているとも言えます。つまり技術は間違いなく日本が格上。その揺るぎない事実を小松さんのようなアーティストの力も借りながら、総合芸術としてまとめあげることで日本はもちろん、世界に発信したい。そのことで日本の伝統技術や職人の地位向上をはかりたいと思っています」と語る。

ほかにもストールやスカーフのオーダーメイド、着物を洗う技術を活かした水洗いのサービスといった初の取り組みを通じて、“KIMONO PRODUCTION”として理想とするものづくりとその意義を伝えていく。
(2017年3月取材)

スカーフ「美しい羽02」 / 90cm×90cm (¥280,000) 10枚限定
(最上の写真は同作のアートマスターピースエディションで、1点限定で¥1,280,000 ※税抜き価格)

問合せ

OKANO (4F)
TEL.03-6274-6286
店舗詳細
http://okano1897.jp/

Edit & Text by Yuka Okada / Photographs by Satoko Imazu

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