08.21
開業から8年。GINZA SIXのプレミアムラウンジ”LOUNGE SIX”が2025年9月12日(金)に拡張オープンいたします。
オープンに先駆けた9月11日(木)、LOUNGE SIX拡張部を一足先に公開し、新生ラウンジを紐解くCREATIVE SALONを開催します。
ゲストは、ラウンジの内装設計を手掛けた新素材研究所 榊田倫之氏。
LOUNGE SIX開業時の設計ストーリーから、今回の拡張に至るまで。
空間を構成する素材や技法について、新素材研究所の独自の哲学に基づいた建築美学や、Old is Newの精神、モダンラグジュアリーの視点などについて、お話しいただきます。
モデレーターには、拡張のコンセプト設計にご協力いただいた渡邉 康太郎氏(コンテクストデザイナー・「Takram」ディレクター)をお迎えし、この機会でないと聞けない秘話を解き明かしてまいります。
日常を離れ、ご自身の審美眼を研ぎ澄まし、新空間をご堪能ください。
新素材研究所――――――
現代美術作家の杉本博司と、建築家の榊田倫之によって、2008年に設立された建築設計事務所。
その名称に反して、古代や中世、近世に用いられた素材や技法を研究し、それらの現代における再解釈と再興に取り組む。
近代化の中で忘れ去られようとしている技術を伝承し、さらにその技術に磨きをかける。
全てが規格化され表層的になってしまった現代の建築資材に異を唱え、扱いが難しく、高度な職人技術を必要とする伝統的素材にこだわる。
杉本博司と榊田倫之は、時代の潮流を避けながら、旧素材を扱った建築をつくることこそが、いま最も新しい試みであると確信し、設計に取り組んでいます。
新素材研究所 ホームページ
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榊田倫之 Tomoyuki Sakakida
1976年滋賀県生まれ。建築家。
2001年、京都工芸繊維大学建築学専攻博士前期課程修了後、株式会社日本設計入社。2003年、榊田倫之建築設計事務所設立後、建築家岸和郎の東京オフィスを兼務する。2008年、現代美術作家・杉本博司と新素材研究所を設立。京都芸術大学客員教授、宇都宮市公認大谷石大使。杉本博司のパートナー・アーキテクトとして数多くの設計を手がける。2019年、第28回BELCA賞など受賞多数。著書に『素材考―新素材研究所の試み』(平凡社、2023年)、杉本博司との共著に『Old Is New 新素材研究所の仕事』(日本語版:平凡社、英語版:Lars Müller Publishers、2021年)。
渡邉 康太郎 Kotaro Watanabe
Takram コンテクストデザイナー。
東北芸術工科大学 客員教授。
使い手が作り手に、消費者が表現者に変化することを促す「コンテクストデザイン」を掲げ活動。組織のミッション・ビジョン・パーパス策定からアートプロジェクトまで幅広く牽引。関心事は人文学とビジネス、デザインの接続。主な仕事に、生活者の声を集める本屋「とつとつと」、ISSEY MIYAKE の花と手紙のギフト「FLORIOGRAPHY」、一冊だけの本屋「森岡書店」、北里研究所、日本経済新聞社やJ-WAVE のブランディングなど。同局のラジオ番組「TAKRAM RADIO」ナビゲーターを6年半に渡り務めた。著書『コンテクストデザイン』は青山ブックセンターにて総合売上1位を記録(2022年)。趣味は茶道、茶名は仙康宗達。大日本茶道学会正教授。Podcast「超相対性理論」パーソナリティ。国内外のデザイン賞の受賞多数。また独iF Design Award、日本空間デザイン賞などの審査員を歴任。2019-2024年のあいだ慶應義塾大学SFC特別招聘教授を、2024年より東北芸術工科大学客員教授を務める。