GSIX

[TOKYO] VERBALが描く日韓カルチャーの未来地図 / [SEOUL] 韓国カルチャー、成長から成熟への分水嶺
Creating Culture Beyond Borders / A Sustainable Environment for Creativity
[TOKYO] 銀座が息づく、静かなるラグジュアリー / [SEOUL] キーパーソンが紹介、現代韓国を象徴するショップ
Celebrating Quiet Luxury / Connecting with Japan
[TOKYO] 銀座は食の世界地図 / [SEOUL] 4つの潮流から韓国食文化の核心を体感する
A Microcosm of Global Cuisine / Sharing Korean Food Culture
[TOKYO] NouNouとGINZA SIXの蜜月 / [SEOUL] 韓国アートシーンの震源地で今起きていること
NouNou and GINZA SIX / Where New Talent Grows
[TOKYO] GINZA SIXが伝導する成熟 / [SEOUL] 都市文化の〝インフラ〟としての商業施設
GINZA SIX Comes of Age / The Infrastructure of Urban Culture
CHAUMET|過去と現在を繋ぐ歴史あるメゾンの今
Greetings From Overseas

Prologue

今回のGINZA SIX magazineのテーマは、「ソウル、東京銀座、GINZA SIX」。

この3つのエリアをテーマごとに横串を刺して連続性をつくりながら掘り起こすことで互いの文化や価値がより客観的な輪郭を帯び、翻ってGINZA SIXやその故郷である銀座に息づく都市文化のリアルを、新たに発見ができるのではないかと考えました。

また、今号は“Open Borders Edition”とも冠しました。

コロナが明けて海外との行き来が再開したなかで単純にかつての旅を取り戻すだけでなく、それぞれがもはやコネクトしている前提で世界を見つめることができたとき、共に勇敢なイノベーションが生み出せるようなインスピレーションを見つけることができるのではないでしょうか。

FEATURED

Culture and Entertainment
TOKYOVERBALが描く日韓カルチャーの未来地図
「ソウル、東京銀座、GINZA SIX」を特集テーマとした今回の『GINZA SIX magazine』。VERBALさんはそのオープニングを飾るにふさわしい存在であり、韓国と日本の文化的つながりにおいて、その功績を無視することはできない。
SEOUL韓国カルチャー、成長から成熟への分水嶺
そしてカルチャーとエンターテイメントをめぐる視点は東京からソウルへ、K-POP、映画、ドラマ……世界は韓国の映像表現に夢中だ。現地のクリエイティブシーンを牽引するスタジオが問うその熱狂の先とは?
Cities and Stories
TOKYO東京を映像のもとで解放する|児玉裕一
街というのはいつもストーリーを求め、ときに私たちを、ある物語の中へ、迷い込ませる。都市の芯やそこに暮らし集う人間の機微をCMやMVを触媒に圧倒的な世界で描き続けてきた児玉裕一さんが追い求める東京的映像表現とは?
SEOULなぜ物語の舞台は梨泰院だったのか|Kwangjin
ソウルにおける実在の街とストーリーの関係といえば、無視できない名作が『梨泰院クラス』。原作漫画の作者でありドラマ版の脚本家も務めたクァンジンさんに現代の社会情勢をも含み込んだ、名作誕生秘話を聞いた。
Shopping Destinations
TOKYOGINZA SIXが伝導する成熟
GINZA SIXは2023年をもって、開業6年目に突入した。うち2020年から2022年の約3年間はコロナ禍での営業となったが、新たな気づきを得て、GINZA SIXが何を得て、どこへ向かおうとしているかを、ここでは改めて紐解きたい。
SEOUL都市文化の〝インフラ〟としての商業施設
ソウルの新たなランドマークとして知られる「THE HYUNDAI SEOUL」。“ポップアップ”をキーワードに展開される無数のイベントを通じて、ここには新たな都市文化のインフラがつくられようとしている。
Style
TOKYO銀座が息づく、静かなるラグジュアリー
ブランドロゴや凝ったデザインに頼らず、本質的な上質を纏いたい。新しい価値観として注目の“クワイエット ラグジュアリー”なスタイルは、銀座の老舗が培ってきた街の文化が伝える、端正で粋な美意識そのもの。
SEOULキーパーソンが紹介、現代韓国を象徴するショップ
ファッションとは、常に時代の空気や文化の交流を表すもの。ここではソウルのファッションシーンに影響力をもつ2組が各々の視点から選んだ現代韓国を象徴するショップを紹介する。
Food & Restaurants
TOKYO銀座は食の世界地図
世界各国のレストランがひしめく街、銀座。この街は、まるで食の世界地図のようだ。明治時代からの長い歴史を辿ると、そこには、飽くなき食いしん坊たちの情熱が見え隠れ。流れは今も、GINZA SIXの中に息づいている。
SEOUL4つの潮流から韓国食文化の核心を体感する
そろそろ少し気分を変えて、お待ちかね、ソウルの食の真髄へ!シェフを経て、今は韓国食の研究者の傍ら、古き味わいを伝え、世界的食アワードの要職も務めるチェ・ジョンユンさんがご案内。
Nightlife
TOKYOあなたが知らない銀座の夜の過ごし方
人々の交流を受け止め、文化を育む街の包容力は、夜、試される。もしも、夜を越えて銀座でも遊ぶなら?時間帯ごとに移り変わる気分に寄り添う、最旬ナイトスポットへ。
SEOUL夜の街に多様を与えるイノベーション
夜は1日を癒すだけでなく、そこで巻き起こる流動性が文化をドライブさせていく。明確なアイデアを打ち出すソウルのコンテンポラリーなバーを巡りながら、今なお勢いを増していく韓国カルチャーの源流を探った。
Fragrances
TOKYOわたしのための香りが似合う街
街の成熟に付随して、誰かのためでなく自分軸での選択が当たり前となったGINZA SIXで出会う名香を、銀座の建築を切り取った写真とともにご紹介。
SEOULフレグランスがもたらす新たな都市体験
ソウルでは、ニッチフレグランスブランドが急増中。美術館とコラボするブランドからスケーターが営むもの、独自のストーリーを描こうとするもの―。彼の地の景色を彩る香りをもっと知るべく、4つのオルタナティブなブランドのもとを尋ねた。
Art
TOKYONouNouとGINZA SIXの蜜月
GINZA SIXのインスタレーションでおなじみのジャン・ジュリアンさんも、実はソウルに縁が深い。ここでは友人ホ・ジュヨンさんと手掛ける「NouNou」が9月13日からGINZA SIXの4Fで開催する日本初上陸のポップアップに注目!
SEOUL韓国アートシーンの震源地で今起きていること
香港や東京を追い抜く勢いでアジア最注目のアートシーンを築きつつあるソウル、果たしてそこにはどんなエコシステムがつくられているのか。気鋭のキュレーター、チュ・ソンアさんに尋ねる。
New Open
CHAUMET|Greetings From Overseas
過去と現在を繋ぐ歴史あるメゾンの今 Jean-Marc Mansvelt/CEO
日本と銀座に感じるショーメとの共通項とは|1780年にパリで創業したCHAUMETは、高級ジュエラーが軒を連ねるヴァンドーム広場の中でも圧倒的な存在感を放つ。その理由は、フランス近代史と平行したメゾンの歴史にある……
New Open
BVLGARI|Greetings From Overseas
イタリアンラグジュアリーのアンバサダーとしてJean-Christophe Babin/CEO
東京にイタリアを、そしてGINZA SIXにローマを|アンティークブラックの大理石の門に、トラバーチン大理石の円柱が空間を囲い、ブロアには白いトラヴェルティーノ ナヴォナ大理石、ヴェニーニのシャンデリアが天井を飾る。GINZA SIXに7月22日にオープンした「BVLGARI」の新ブティックは……
New Open
ARC’TERYX|Greetings From Overseas
最高の機能性と美しさを追求し続けるStuart Haselden/CEO
自分たちが生み出した製品をゴミにしないために|始祖鳥をモチーフとしたロゴマークには、「アウトドアにおける人類の進歩に貢献したい」という思いが込められているという。高い機能性とミニマムでエレガントなデザインで人気のアウトドアブランド「ARC’TERYX」が9月1日、GINZA SIX5Fにオープンした……
New Open
PLAN C|Greetings From Overseas
愛着ある日本での新たな1ページCarolina Castiglioni/Creative Director
日本のワークウェアもアイデア源に様々なコントラストをミックス|「PLAN C」のショールームは、ファッションゾーンからやや離れた閑静なマンションにある。ここはブランド創業者カロリーナ・カスティリオーニさんの曽祖母が1960年代前半に営んでいた毛皮店だった場所。そしてこの店はカロリーナさんの両親が立ち上げた「MARNI」の前身でもある……
New Open
BREITLING|Greetings From Overseas
“仲間”に出会える場所に育ってほしいTim Sayler/CMO
1940年代から60年代のアーカイブをヒントに再構築|気の合う遊び仲間の、趣味のガレージを訪ねたような興奮と高揚感。今年3月、GINZA SIX5Fにオープンした「BREITLING BOUT IQUE TOKYO」は、ラグジュアリーとカジュアルを両立するブランドを象徴するようなスペースとなっている……
Column
一冊に寄せて
Editor’ s Letter岡田有加|GINZA SIX magazine 編集長
今回のGINZA SIX magazineのテーマは、「ソウル、東京銀座、GINZA SIX」。この3つのエリアを、テーマごとに横串を刺して連続性をつくりながら掘り起こすことで互いの文化や価値がより客観的な輪郭を帯び、翻ってGINZA SIXやその故郷である銀座に息づく都市文化のリアルを、新たに発見ができるのではないかと考えました。また、今号は“Open Borders Edition”とも冠しました。コロナが明けて海外との行き来が再開したなかで単純にかつての旅を取り戻すだけでなく、それぞれがもはやコネクトしている前提で世界を見つめることができたとき、共に勇敢なイノベーションが生み出せるようなインスピレーションを見つけることができるのではないでしょうか。

INDEX