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GINZA SIX EDITORS

ファッション、ジュエリー&ウォッチ、ライフスタイル、ビューティ、フード…
各ジャンルに精通する個性豊かなエディターたちが、GINZA SIXをぶらぶらと
歩いて見つけた楽しみ方を綴ります。

The Power to Persuade a Working Woman to Let Down Her Guard

大塚 真里 エディター

GINZA SIX EDITORS Vol.113

長年編集者として生きるうちに、いつのころか「言いづらい」がなくなってしまった。物事が企画に沿って進行しているかを常に確認し、何かあれば瞬時に軌道修正。「ちょっと違うかもだけど、どうしよう…」なんて躊躇して、しばらく経ってから「さっきのあれはやっぱりこうでした」では、相手に失礼になってしまう。素晴らしいクリエイターの方々にもずうずうしいお願いを日々繰り返している。

そんなこんなで中身は完全に、ふてぶてしいおばさんだ。だからこそ、せめて見た目だけは、上質で感じのいい服に身を包んで、優しげな風貌で目くらまししたい。という私にとって「GINZA SIX」は最高にありがたい場所。大人を素敵に見せるブランドがずらりと並び、ここに来れば欲しいファッションアイテムが必ず見つかる。

車を地下駐車場に停めて各フロアを練り歩き、目的を達成したら銀座を軽くぶらりとして、また仕事に戻る。祖母と母は銀ぶらが大好きな優雅な人たちで、私は残念ながら優雅には生きられなかったけれど、彼女たちのDNAが自分にも宿っているのだなあと、「GINZA SIX」に来るたびにそんなことを感じる。

行きつけは、4Fにある「ebure(エブール)」だ。
普段は、来ていきなりは足を運ばない。欲しいものが多すぎて、ワードローブが全て「エブール」になってしまうから(実際そうだったシーズンがある)。他いくつかのブランドを見て、欲しいものを見つけてから、最後にここへ来て買い物計画をとりまとめる、という流れ。

多くの経験を重ねてきた女性が心地よさを感じるデザインと上質なクオリティ、というコンセプトで、今年デビュー5周年とは思えないほど、多くの女性の心を鷲掴みにしているエブール。コクーンシルエットのカシミヤコート(286,000円 ※以下全て税込価格)や、驚くほど着痩せして見えるワンピース(61,600円)を試着する。もう、布の手触りからしてうっとり。

その仕立ての良さも、エブールが大人の女性を満足させてくれるポイントだ。試着する際は、ぜひその美しい裏側の処理まで確認して、心躍らせてほしい。スリットを長くもたせる細かい処理も、心憎くて好き。

カジュアルが苦手な人にもおすすめしたいのが、エブールのTシャツ(9,900円)。襟ぐりのリブが細く、袖と身頃がひと続きになっている“キモノ・スリーブ”で、体にしなやかに寄り添い、砕けすぎない抜け感を引き出してくれる。

つかず離れず、質問するとすぐに的確な答えをくれる絶妙な接客や、エブールセレクトの小物の質の高さも、大人の女性に愛されている理由だと思う。

次は、ジュエリーに詳しい編集者仲間が勧めてくれた、初めての「AbHerï(アベリ)」(2F)へ。大人のジュエリー選びって難しい! 長く使える上質なものをと考えるとトレンドよりもベーシックがいいけれど、デザイン性にもこだわりたい。そんなややこしいお題に答えてくれるジュエリーが、ここには揃っている。

東日本橋のアトリエで、職人を兼ねたデザイナーが丁寧に制作。伝統的な技法による繊細な手仕事が施されたリングは、華奢ながら存在感抜群。ルーペを覗き込むと、石留めや側面の彫刻など、もはや芸術品レベルの緻密さに驚愕!(左から、ダイヤモンドチェーンリング“Lyre” 126,500円、ダイヤモンドチェーンリング 572,000円)

チェーンリングは指の腹側でサイズ調整ができるから、パートナーへのサプライズギフトにもぴったり。同じデザインの素材違いが選べたり、ピアスとのセット使いも提案されている。

続いて店員さんと相談しながら選んだのがこの3つのリング。
上は、ダイヤモンドリング“silk”(170,500円)。絹糸を巻きつけたアンティークのドーセットボタンをモチーフにし、センターには繊細な花のモチーフを配置。リング部分にも極細のヘアライン加工が施されている。左下は、ダイヤモンドリング“silk”(330,000円)。絹糸を巻きつけたような柔らかい雰囲気と、メレダイヤのステッチ的な縁取りにうっとり。右下は、ダイヤモンドリング“OXYMORON”(297,000円)。彫り模様を施した写真のフェイスと、裏面にある繊細なヘアラインのフェイス、ふたつの表情を楽しめる2wayリング。

ボリュームがあるのに優しげで迫力が出過ぎない、左下のリングがまさに私の理想だ…と後ろ髪を惹かれつつ店を出、最後に立ち寄ったのが「ReFa(リファ)」(B1F)。

今年でブランド誕生12年になるというリファは、仕事で良くお世話になっているブランド。エステティシャンの手技を再現した1本のローラーから始まり、今ではフェイスケアからボディケア、ヘアケア、インナーケアまで、美容機器と化粧品を融合した多様なアイテムが揃っている。

今年はシャワーヘッド(左上・左から、リファファインバブル 18,480円、リファファインバブル S 30,000円)のCMが多く流れているので、気になっている方も多いかもしれないけれど、既に試している私としては、本当に推せます。シャワーヘッドから出てくるウルトラファインバブルやマイクロバブルは、肌に負担をかけずに皮脂や汚れを落とし、体を心地よく温めてくれる効果が実証されているもの。忙しくて毎日は湯船に浸かれないという人にもうれしいし、カートリッジ式ではないので装着するだけで一生使えてしまう。

頭皮マッサージャーのリファグレイス ヘッドスパ(32,780円)は、エステティシャンの力強い手技を独自テクノロジーで再現したという1品。頭皮をぐいぐいとつまみ上げるローラーが、至福のリラックスタイムへと導いてくれる。TVを見ながら10分もあてるだけで、眉間のこわばりも顔のたるみもどこへやら、すっきりと優しげな表情に。1台自宅にあるので、もう1台連れて帰って両手でぐりぐりしたい…!

最近はヘアケアアイテムに力を入れているというリファ。リファビューテック ストレートアイロン(19,800円)は、独自のテクノロジーにより、プロのヘアスタイリストの技術がなくとも髪を傷めず、美しく仕上げるアイロン。熱や圧力による髪のダメージを抑え、表面はしっかりスタイリング、内側には水分を保って柔らかい“レア髪”に仕上げてくれる。何度使っても髪が傷みにくいハイスペックながら、この価格は、かなり良心的な気がします。

GINZA SIX店は定番のローラーやカッサなども、主力商品は全て揃っていて、実際に試すことができる。セルフエステ感覚でつい長居したくなるショップ。

サクッとほしいものをリサーチするだけ…のつもりだったのに、あれこれ試したい欲が止まらずすっかり長居してしまった。ふと鏡を見ると、いつもの戦闘態勢な自分はどこへやら、顔が緩んですっかりアクが抜けたよう。ウィンドウショッピングだけでも働く女に柔らかさを授ける力、「GINZA SIX」には確かにありました。

Text:Mari Otsuka Photo:Michika Mochiduki Edit:Yuka Okada(81)

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大塚 真里

1973年、ニューヨーク生まれ。出版社で女性誌の編集に携わった後、コスメブランドのクリエイティブディレクターを経て独立。『美的』『Oggi』(ともに小学館)、『CREA』(文藝春秋)、『& ROSY』(宝島社)など雑誌の編集・執筆と、コスメブランドのコンサルティングやクリエイティブを手がけている。著書は『キッチンには3本のオイルがあればいい』(文藝春秋)。女優の安達祐実を表紙に起用する書籍『石けんオフメイク』シリーズ(同)をプロデュース。 Instagram : @mariotsuka
Instagram GINZASIX_OFFICIALにて配信中

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