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GINZA SIX EDITORS

ファッション、ジュエリー&ウォッチ、ライフスタイル、ビューティ、フード…
各ジャンルに精通する個性豊かなエディターたちが、GINZA SIXをぶらぶらと
歩いて見つけた楽しみ方を綴ります。

In the Mood for Milan at GINZA SIX

天野 志穂

GINZA SIX EDITORS Vol.89

元来ミーハーな性格ゆえ、さらにはエディターという職業柄、新しいショップができたと聞けば見に行かずにはいられない性分。大人になってだいぶそんなミーハー心は落ち着いてきたものの、一昨年GINZA SIXができたと聞き、ロンドンから一時帰国中に思わずチェックしに出かけたのは言うまでもありません。

本帰国後は、銀座で用事があるとフラリ。打ち合わせの合間に時間が空くとフラリ。パウダールームを使いたくてフラリ。なんとGINZA SIXの使い勝手のいいこと!

そして今回も「MSGM(エムエスジーエム)」が3Fにオープンしたということで、またフラリ。

クリエイティブ・ディレクター、マッシモ・ジョルジェッティが手がける「MSGM(エムエスジーエム)」は今年でデビュー10周年。老舗メゾンが多いイタリアのモード界において、ミラノコレクションに初登場したときのフレッシュで鮮烈なインパクトたるや。やっと若手が出てきたと、当時大評判でした。

ショップは本国同様に、シルバーとイエローが基調。そこにマッシモらしいパンチの効いたアイテムがディスプレイされ、つい目だけでなく手も止まります。はい、ウィンドウショッピング大好きなんです。

もーーーーっ、たまらなくないですか? このフーディー(51,000円 ※以下全て税抜価格)。猫ちゃんの目からビームですよ、ビーム!! こういう遊び心が楽しくて、うれしくて。

「MSGM」の服ってデザインはユニークだけど、実は着るとシルエットがとてもきれいだし、計算されているんです。トレンチコートの袖部分がMA-1になっているこのコート(136,000円)は、ボリューム感が絶妙。そして個性があるぶん、おしゃれ度も確実にあげてくれる頼もしさ。

バッグも実は狙い目。なぜなら、あまり人とカブらないから!というのは冗談で(でも天邪鬼な私にとっては大事なポイント)、プレイフルなのに実力派。フラップがMシェイプになったバッグ(100,000円)は、キャッチーなカラーと配線ケーブルのチャームがなんともニクい!

ウィメンズだけでなく、メンズとキッズの展開があるのもGINZA SIX店の魅力。メンズはサイズを選べばユニセックスで着られるデザインも多く、キッズはギフトにも喜ばれそう。フルラインナップ揃うので「MSGM」の世界観を満喫できます。

ちょっとひと息つきたいときは同じく3Fにある「Café Cova Milano(カフェ コヴァ ミラノ)」へ。ここは1817年創業のミラノ屈指の老舗カフェ。エレガントなムードは本国そのまま。

初めてミラノへ行ったのは大学時代。そのときはあまりに敷居が高く感じられ、入れずじまい。そして、編集者時代の初の海外出張もミラノでした。おしゃれなミラネーゼをスナップするためモンテナポレオーネ界隈で取材をしていたとき、格好いいマダムやダンディなおじさまが立ち寄っていたのがカフェ コヴァ。コーナーにある優雅な佇まいの店に足を踏み入れたときは感動したなぁ…とこの写真を見て古い思い出が蘇ってしまいました。

コーヒーとスイーツという印象が強いのですが、オールデイダイニングとして利用するのがおすすめだと聞いてさっそく早めのランチ。パスタやサンドウィッチメニューもあり、なかでも一番人気はボリュームたっぷりのサラダだとか。ミラノ本店と同じ味わい、スタイルを踏襲していて、サラダのメニュー名はすべて音楽家の名前。見た目にも美しいこのサラダは「VIVALDI」(2,200円)。オリジナルのオリーブオイルとバルサミコビネガーの香りも高く口福。

あづま通りを見下ろす窓際のテーブルは開放感もあって気持ちよく、何時間でもいられそう…あ、許されるならですが。しかも、ランチタイム以外でも、ここへ来ればいつだって軽食が食べられるなんて、ケセラセラなマイペース派にはありがたいことこの上ない。贅沢ですよねぇ、好きなときにフラリと寄って、美味しいものと丁寧なサービスが楽しめるって。

食後には、好きなコーヒー(私はホイップクリームが乗せられたシグネチャーの「カフェ ヴィエノワ」)とプラリネ、ミニペストリー、クッキーがセットになった「カフェ グルマン」(2,000円)を。ミニペストリーはショーケースから好きなものを選べます。甘党ではないので、このくらいのプチサイズが本当にちょうどいい。

他にも気になるメニューを備忘録のために。オリジナルカップでいただくポットサービスのコーヒー(1,200円)は、たっぷり2杯分入っていて大満足。お土産に重宝しそうなチョコの詰め合わせや、オリジナルのバルサミコも購入可能だそう。まだ日が高かったので叶わなかったアペリティーボ。お得なセット(2,000円〜)があるとか。次回は絶対に夕方に訪れて、ミラネーゼ気分でアペリティーボしてやる!と心に誓うのでした。

これまた同じく3Fにある、これまたイタリア発信の「N°21(ヌメロ ヴェントゥーノ)」で、さらなるウィンドウショッピングを。デザイナーのアレッサンドロ・デラクアは、センシュアルなフェミニニティがお得意。「MSGM」から「N°21」まで、テイストの幅の広さ、多様性はイタリアブランドの魅力のひとつだと常々思う。

本当は「N°21」の十八番である繊細なレースのドレスとか着たい! 着たいけど、似合わない。でも、どこでも好きなものを見つける自信はあります。この大胆なアンカーモチーフのカーディガン(89,000円)とか。

モヘアのボーダーニット(65,000円)も大好物。あえて粗く編んで透け感が出るように仕上げているところがいい。デニムでラフに合わせても、ほどよくフェミニンなコーディネートになるだろうなぁ。

ウィンドウに飾ってあった星モチーフのコスチュームジュエリー(23,000円)も、キラキラしていて可愛い。「N°21」ではあまりアクセサリーに注目していなかったけど、反省します。

ビッグサイズのブランケット調のコート(258,000円)は、連れて帰れるものなら本当に連れて帰りたいと思った一着。ネイビー×赤のバイカラーといい、軽さといい、そしてこのフォルム。いやぁ、刺さりまくりです。どうしよう、脱ぎたくない。

トルソーの着ているドットのロングスカートもざっくりニットと合わせて、と「N°21」にいる間中、妄想コーディネートが止まりません! ウィンドウショッピング、ウィンドウショッピングと呪文のように唱え、なんとか自制心が打ち勝ったけど、かなりギリギリ。

近寄ったら危険なのに、ついつい足が向いてしまうGINZA SIX。
私にとっては、少しの時間でも脳内トリップできる場所なのかも。今回はミラノ気分だったけれど、次はさてどうしよう? 考えるだけでワクワクしてきちゃう。だから“フラリ”はやめられません。

Text: Shiho Amano Photos: Michika Mochizuki Edit: Yuka Okada (edit81)

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天野 志穂

エディター。1973年生まれ。神奈川県出身。大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。「Vingtaine」編集部を経て「ELLE Japon」編集部へ。2013年に渡英し、フリーランスに。2018年帰国後、女性ファション誌を中心に活動中。
Instagram GINZASIX_OFFICIALにて配信中

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