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GINZA SIX EDITORS

ファッション、ジュエリー&ウォッチ、ライフスタイル、ビューティ、フード…。各ジャンルに精通する個性豊かなエディターたちが、GINZA SIXをぶらぶらと歩いて見つけた楽しみ方を綴ります。

Selection and Accessibility: The Appeal of GINZA SIX

広田 雅将

数多くの名店が並ぶ銀座エリア。ではそこで、あえてGINZA SIXに足を運ぶ理由は何なのか。銀座ならではの品ぞろえに加え、一見でも寄れる間口の広さを両立したところに、ほかにはない個性がある。高級時計店らしからぬ入りやすさを持つ、ロレックスとショパールのブティックから、GINZA SIXの魅力をひもといてみたい。

1階にあるロレックス ブティック レキシア GINZA SIX店は、日本屈指の在庫を誇るロレックス専門店。延べ230平方メートルのフロアに、スポーツモデルから、ハイエンドのデイデイトまで、常時800本以上の在庫を擁する。15名いるスタッフは、すべてロレックスの知識を持つエキスパートばかりだ。

間口の広さを証明するのが、ロレックス「デイト」や「デイトジャスト」の豊富な在庫だ。レキシア GINZA SIX 店ではベーシックなモデルを普段そうそう見られないほど、バリエーションを取り揃えている。「ロレックスには細かな違いがある。それを実際に比較してほしいため」とのこと。こういったモデルをバリエーション違いで並べている店は、稀だろう。

間口の広いレキシア GINZA SIX 店だが、そこは銀座、ハイエンドのモデルも数多く持っている。ゴールドやプラチナ製の「デイデイト」は、ロレックスのフラッグシップコレクション。デイト同様、数を並べる店は多くないが、レキシア GINZA SIX 店には、常時多くの在庫がある。ここに来れば手に入らないモデルはない、というぐらいに、数は揃っている。

レキシアは、銀座に一号店を出店してから10年以上にわたりロレックス一筋にこだわってきただけに、スタッフの知識レベルも極めて高い。ロケーション良し、品ぞろえ良し、接客良しとなれば、週末に1800人もの来客があるのも納得だ。

レキシアと同じく1階にあるのが、ショパ-ル ブティック GINZA SIX店だ。約70平方メートルの店内には、レディスウォッチやジュエリーをはじめ、自社製機械式ウォッチまで幅広いラインナップを揃える。この店舗で面白いのが、メンズウォッチの数がそろっていること。ジュエラーとして名高いショパールだが、男性用の時計にも優れている。生産本数が少ないが、この直営ブティックでは希少なモデルを一堂に見ることができる。

ショパールの最高峰が、自社製ムーブメントを搭載したL.U.Cコレクションである。これは、その中でも傑作の呼び声高い、L.U.Cクアトロだ。4つの香箱を載せることで、約9日間という長いパワーリザーブを実現している。日本では数店舗でしか見られないモデルも、ショパ-ル ブティック GINZA SIX店では、当然のように見ることができる。

こちらは、L.U.Cのベーシックモデル、XP系だ。優れたムーブメントの作りはそのままに、ケースをステンレスにすることで価格帯を抑えている。世界的に希少なピースも多く揃う同店。「まずは触ってもらうのが大事」とスタッフが話すとおり、ハイジュエラーでありながら構えることなく試着できるのも魅力だ。

Text:Masayuki Hirota Photos:Ryotaro Horiuchi Edit:Yuka Okada

GINZA SIX EDITORS Vol.22(Jewelry&Watch)

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広田 雅将

時計ジャーナリスト。時計専門誌『クロノス』日本版編集長。共著に『アイコニックピースの肖像名機30』『ジャパン・メイド トゥールビヨン』。監修本に『100万円超えの高級時計を買う男ってバカなの?』など。
Instagram GINZASIX_OFFICIALにて配信中

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