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GINZA SIX EDITORS

ファッション、ジュエリー&ウォッチ、ライフスタイル、ビューティ、フード…。各ジャンルに精通する個性豊かなエディターたちが、GINZA SIXをぶらぶらと歩いて見つけた楽しみ方を綴ります。

Finding What’s In at Mixed-Label Stores for Busy Adults

東原 妙子

GINZA SIXは、オープン以来、月一回は訪れている場所。仕事の合間、近くを通るとつい足が向いてしまいます。世界のトップメゾンもさることながら、今回は、日本が誇るセレクトショップにフォーカスしてぶらぶらしてきました。自分も含め、忙しい大人の女性が効率よく旬のファッションアイテムを見つけられる、そんな歩き方をご紹介します。

ロビー的な役割の2階へ上がると、まず目に飛び込んでくるのが、吹き抜けの下ど真ん中に陣取る「SIXIÈME GINZA」。注目ブランドのポップアップショップも開催しており、これが2~3週間ごとに変わるので、いつ行っても新しい発見があるんです。

中に入ると、天然の木などを使った洗練されたディスプレイが。吹き抜けの解放感とあいまって、気持ちよくお買い物ができます。私はシーズンの初めに靴からそろえるのですが、ここではNicholas KirkwoodやAQUAZURRAといった、“日本にオンリーショップがなく見つけにくいけれど、勢いのあるブランド”のシューズを多数扱っているので、必ずチェックします。
また、ファッション以外の雑貨も充実。食器やハンカチなど、きちんと理由があって審美されたセンスのいい小物だけが並んでいるので、贈り物に迷ったらここで。

次は、エスカレーターで4階に上がってすぐのところにある「l’heritage martinique」へ。こちらは、“ネクスト ヴィンテージ”をテーマに、世代を越え受け継がれる普遍的なスタイルを提案するマルティニークの新業態。今のところGINZA SIXのみ展開しており、気分が上がるレディなアイテムを探しに立ち寄ります。

クラシカルな趣のスーツケースやポスターなどが飾られた店内には、ヴィンテージのバッグやジュエリーなどもちらほら。品よく上質なオリジナルアイテムも、セレクトの服や小物も、ヴィンテージのアイテムも、すべてが「l’heritage martinique」らしい世界観で統一されているので、店内に並ぶアイテムをどうコーディネートしてもしっくりくるんです。

続いて同じフロアにある「BEAMS HOUSE」へ向かいます。BEAMSの数あるレーベルのなかでも、大人の品格スタイルを提案するショップ「BEAMS HOUSE」。初のウィメンズ専門店が、このGINZA SIXの店舗なんです。

明るい店内には、きちんとした通勤服と休日の華やぎ服がどちらもバランスよくそろっていて、今の気分を反映したベーシック服のほか、人とかぶらないアップカミングなバッグやジュエリーもいち早く見つかります。モデルの亜希さんが手掛ける人気ブランドAK+1 by EFFE BEAMSもラインナップ。さらに、パーソナルなサービスとして受注会が充実しているというのも、大人の街・銀座ならでは。

お隣「DRESSTERIOR」は、メンズとウィメンズをともに展開しているのが特徴的。クローゼットの基本になるベーシックアイテムがそろうこちらでは、パーカーやシャツなど、あえてメンズのものを選んで少しオーバーサイズで着たいというときにも、両方を着比べられるのが嬉しい。私もオリジナルの裏毛パーカーを、もう15年以上買い替えては愛用しているのですが、そのときの時代感で選ぶサイズを変えたりしています。

セレクトのアイテムも、J&M Davidsonやebagosのバッグ、Johnston’sのストールといった、トレンドだけではないタイムレスな名品が中心。そうしたブランドと長年お付き合いがあるだけにバリエーションが豊富で、「DRESSTERIOR」でしか買えない別注モデルも多いので見逃せません。また、ソックスなど、つい買いそびれがちな小物類も。私も毎年、この時季になるとそろえるBLEUFORETのタイツが豊富に並んでいました。

明確に“どこの何を買う”という目的がある場合は別ですが、今季のトレンドがわからない、また、忙しくてあまりショッピングに時間をかけられない人は、こうして大人向けのセレクトショップをいくつか回るのがとても有効。たとえば、さっき「SIXIÈME GINZA」で見たブランドのシューズが、形違いでまた「l’heritage martinique」に置いてあったり、どこのお店のオリジナルを見ても必ず“チェック”のアイテムが推しだったり……。そうやって信頼できる何件かを見ているうちに、旬のキーワードが見えてきて、“今買うべきもの”がはっきりしてくるんです。さらに、ソックスやインナーに至る小物までをトータルでコーディネートできるのもありがたいところ。やみくもに量をそろえているのではなく、そこにある服に合うものだけを厳選して見ることができる。今回ご紹介した4軒はどこも、高感度で上質、個人的にも信頼を寄せるショップばかりですし、さらに、それぞれに“GINZA SIXならでは”の魅力があるのも、訪れたくなる理由。一歩先のおしゃれを効率よく手に入れたい人に、最適なショッピングルートだと思うんです。

Text:Taeko Higashihara Photos:Kaori Imakiire Edit:Yuka Okada

GINZA SIX EDITORS Vol.2(Women’s Fashion)

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東原 妙子

ファッションエディター。1977年東京生まれ。慶應義塾大学卒業、大手銀行に就職。25歳で主婦の友社「éf」編集部にて経験を積んだのち、独立。現在は「Marisol」「BAILA」「25ans」を始めとした女性ファッション誌を中心に、広告やカタログのディレクションを手掛ける。ほかにもアパレルブランドのバイイングやコラボ商品の開発など、エディターの枠を超え多岐にわたって活躍中。4万人のフォロワーを抱えるインスタグラム(@taekohigashihara)では私服スタイルも人気。
Instagram GINZASIX_OFFICIALにて配信中

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2017.09.29 UP

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