日本画画材である岩絵具を何層にも塗り重ねた後に、鑢で表面を削ることにより新しい質感を生みだし、生物や自然が蓄えてきた”強さ”を描く木下武。
伝統の染色技法を応用して生み出した独自の染色技法で、細い筆や刷毛を用いて狼や動植物を描く亀下渚。
この度二人展を開催いたします。両者ともに唯一無二の技法で動物が本来持っている美しさ、気高さを見事に表現しています。本展では二人の作家によるコラボ作品も展示いたします。

亀下渚「約束」
オリジナル染色技法、布:シルク100% / F8号

木下武「Claws」
麻紙・膠・岩絵具 / F20号

亀下渚・木下武「月」
混合技法 / M10号

亀下渚・木下武「舞」
混合技法 / F8号

Profile
■亀下渚 1991年、東京都生まれ。女子美術大学短期大学部創造デザインコーステキスタイル専攻科研究生修了。
2021年、個展(Gallery花影抄/根津)。2022年、いい芽ふくら芽inSAPPORO(大丸札幌店)優秀賞、GINZASIX
アールグロリュー賞、アートコレクターズ賞、オーディエンス賞。2022年、個展(八犬堂/京橋)。

■木下武 1991年、福岡県生まれ。東京藝術大学日本画専攻卒業。
2017年、個展(小倉井筒屋)。2021年、恐竜展(伊勢丹浦和店)。2022年、再興第107回院展(東京都美術館)入選。2022年、個展(松坂屋上野店)。