石丸直人 写真展「boundary|境界線」
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ライカGINZA SIXでは2025年2月26日(水)まで、フードフォトグラファーとして活躍する写真家 石丸直人氏の写真展「boundary|境界線」を開催中です。
同じ被写体を前にして、ライティングを施しオーラをまとわせた「オン」の写真と、日常の中で捉えた「オフ」の瞬間。boundary(境界線)の外側か内側かで全く異なった表情を見せる被写体を、ライカM11-Pで撮りおろした12点を展示します。
同じ境遇・同じ被写体でも、僕の中では「オン」と「オフ」の姿が存在すると感じている。
日頃僕はフードフォトグラファーとして、ライティングをして、被写体にオーラをまとわせ、世の中でたくさんの方達に見てもらう、いわゆる「オン」の撮影をおこなっている。
一方、ライカというカメラは、日常の「オフ」を撮るカメラだと思う。
僕が、日常の中で捉えた「オフ」の瞬間と、演出をおこなった「オン」の写真。
今回は、それぞれの境遇の中で見えるboundary(境界線)をテーマに撮影をおこなった。
ライカは人の「間(ま)」にすっと入り、被写体がカメラを向けられても緊張しない瞬間に撮れるという、不思議なカメラだ。同じように料理やスイーツであっても人物を撮る時のような「間」みたいなものがちゃんとあって、自分がその境界線の外側か内側かで、撮れる写真が全く変わってくる。僕はいつも、その境界線の外側と内側を探しながらベストの写真を撮りたいと思う。
写真展概要
作家:石丸直人
タイトル:boundary|境界線
会期:2025年2月26日(水)まで
会場:ライカGINZA SIX
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 5F
Tel.03-6263-9935
営業時間:10:30 ~ 20:30
石丸直人/Naoto Ishimaru プロフィール
1978年生まれ、広島育ち。写真スタジオ勤務を経て独立。おもにフードフォトを専門として大阪を拠点に活動。創り手の思いと被写体が持つメッセージを見る人の心に直接結び付け、見る人の五感を鋭く刺激する。撮影のみならずアートディレクションまでを自らが行う独特の技法と、被写体のルーツを探りその本質を形にする探究心により生み出される作品の数々は、写真の枠を超えたアート作品としても注目が高い。毎年フランスで開催される「サロン・デュ・ショコラ・パリ」では、「パティシエ・エスコヤマ」のビジュアルイメージを担当。
2012年、日本人で初めてサロン・デュ・ショコラ・パリ公式ガイドブックの表紙を飾り、2017年、世界の写真のコンペディション「FINE ART PHOTOGRAPHY AWARDS」入選、同年にフランス・パリにて写真展を開催。2024年には、「情熱大陸」に出演。国内外にその活動の幅を広げている。