銀座 蔦屋書店は、2025年1月17日(金)までアーティスト・HITOTSUYAMA.STUDUOの作品展示『LIFE SIZE』を開催中です。「紙縒り」によって造形された、等身大の動物の立体作品を展示します。

2011年に結成されたHITOTSUYAMA.STUDUOは、廃材となる新聞紙や雑誌を「紙縒り」にして動物を等身大で表現するアーティスト。環境問題や野生動物の保護をテーマに作品を発表し、その生命力あふれる作品群は国内外で高い評価を受けています。
廃棄予定の新聞紙や雑誌が「紙縒り」として再生される過程は、自然界における再生のメタファー。そこから生まれた「等身大の動物たち」は、命の力強さや美しさと、環境との共生を想起させます。
本展では、「ハツカネズミ」、「ジャックラビット」をふくむ等身大の作品や最新作を展示します。捨てられるはずだった新聞紙に吹き込まれた命。ぜひ会場にて、その生命の力強さを感じてください。

「ジャックラビット」1～6、新聞紙、2024

[アーティストステートメント]
- 作品制作について -
制作過程を大切にしています。
始めに素材があって技法が合わさり、次に対象が決まっていきます。
○素材
読み終え捨てられた新聞紙や雑誌、本または紙工場から出た損紙。
○技法
紙紐を作るのと同じく、紙を捻って紙縒り状にして集積していきます。
紙縒り作りは心を無にして、ひたすら作る、大切な時間です。
○対象
主に野生の動物を対象にしています。身体全体で生き様を表現している動物たちの表情が、新聞紙を紙縒りにした技法に適していました。
野生動物たちの画像をよく観察し、生活を想像しながら紙縒りを集積していきます。
私たちの表現というより、素材・技法・対象となる動物たちそれぞれの力に導かれて、つくらされている感覚です。

HITOTSUYAMA.STUDUO

[著者プロフィール]
HITOTSUYAMA.STUDUO
2011年
HITOTSUYAMA.STUDIO結成
「GORILLA'S MOM」H.P.FRANCE WINDOW GALLERY / 東京
2012年
「大地に生きる」LIXIL GALLERY / 東京
2013年
「かみのこもりうた～新聞紙から生まれるいのち」GINZA MITSUKOSHI GALLERY / 東京
「Gift of life 一ツ山チエ展～新聞紙に吹き込まれた生命」「動物たちの強さと優しさ」琉球新報社主催 / 沖縄
2014年
「大海原に旅に出る」船橋アンデルセン公園こども美術館 / 千葉
2016年
「Paper Trails」Jai ＆ Jai Gallery / ロサンゼルス
「To hear your footsteps」Museum of Art and History(MOAH) / ランキャスター
2017年
「"MATT Construction Downtown Los Angeles Office Opening Event"Exhibition」 MATT Construction Corporation / ロサンゼルス
2018年
「動物たちのうたた寝〜水辺の淵で夢を見る」調布市文化会館文化会館たづくり / 東京
「かばのあくび」東京国際紙パルプ商事 / 東京
2019年
「めぐる文様」東奥日報新町ビルNew's TO_O / 青森
2020年
「波動の調和~we are all conected」静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター / 静岡
2024年
「かみよりつぐかたちー紙縒継像」みやざきアートセンター / 宮崎
＊2023年より、アーティスト名をHITOTSUYAMA.STUDUOと改名

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[展示詳細]
HITOTSUYAMA.STUDUO作品展示『LIFE SIZE』
会期：2025年1月17日(金)まで　※終了日は変更になる場合があります。
時間：10:30 ～ 21:00
場所：銀座 蔦屋書店 銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
主催：銀座 蔦屋書店
お問い合わせ：03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp