
外山諒 ― Wing Vein ―
銀座 蔦屋書店
Art
銀座 蔦屋書店にて日本画家・外山諒による展示を、2025年5月10日(土) 〜 5月30日(金)の期間に開催いたします。
外山は、今この瞬間を生きている命(魂)が影響を与え合う様子を蝶などの生物を通し表現しています。
子どもの頃から蝶が大好きで、図鑑を模写したり、実際に野山にでて採取していたという外山。絵に描く姿勢もまた、徹底的な観察や調査をもとに、時には野山に出かけ、時には実際に標本を手にしながら模様の角度なども精密に描いています。
本展では、今も変わることなく熱烈な蝶愛好家である外山の新作を含む華麗な作品群をご紹介いたします。
「Alive」、2025、455×333mm、麻紙、木製パネル、岩絵具、水干絵具、墨、金属泥
[アーティストステートメント]
この世に生まれたすべての生命は、世界を形作る欠かせない要素であり、それぞれが生きることにより他の生命に影響を与え、その連鎖は未来へと受け継がれていく。
今を生きる命(魂)が互いに影響し合う、この瞬間の世界の様子を表現している。
花鳥画の系譜に見られるような自然の中の生命を見つめモチーフに意味を持たせる視点を取り入れている。
木目や枯木を描いた作品は、時間の蓄積や歴史を象徴し、その周りの蝶や蛾を通じて今この瞬間を生きる生命の息吹を浮かび上がらせる。
また、蝶が地面から吸水したり花に集まる様子を描いた作品は、日常の中で生命が力強く存在する瞬間を捉え、今を生きる命の姿をさらに強調する。
「水鏡」、2024、727 × 1167mm、麻紙、木製パネル、岩絵具、水干絵具、墨、金泥
「Wet gravel」、2024、333 × 242mm、麻紙、木製パネル、岩絵具、水干絵具、墨
[アーティストプロフィール]
外山 諒 (とやま まこと)
1994年 愛知県生まれ
2016年 Seed 山種美術館日本画アワード2016 審査員奨励賞
2017年 第7回 星野眞吾賞展 入選
2018年 再興第103回院展 入選
2019年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程日本画領域 修了
Seed 山種美術館日本画アワード2019 奨励賞
2020年 個展(新生堂,東京 '21年、'24年)
個展(いつき美術画廊、東京 '22年)
2022年 個展(高松三越)
個展(渋谷東急本店)
個展(GINZA SIX)
2023年 個展(阪急うめだ本店)
個展(仙台三越)
個展(ササイファインアーツ、東京)
他 グループ展、フェア出品多数
[展示詳細]
外山諒 ― Wing Vein ―
会期:2025年5月10日(土) - 5月30日(金) ※終了日は変更になる場合があります。
時間:10:30 ~ 21:00 ※最終日は17:00まで
場所:銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
主催:銀座 蔦屋書店
協力:株式会社 新生堂
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp