
《買ってよかった》いまの自分に欠かせないモノ。スタッフの偏愛品【革靴編】
BRITISH MADE
Fashion
人生を豊かにしてくれる製品との出会い。最初はピンと来なかったのに、付き合いが深まるにつれてそのモノの価値を実感する。
今回は、着用率9割超え、スタッフの間でもとくに熱量の高いアイテム「革靴」にフォーカスして【革靴編】をお届けします。味わいが刻まれた愛用品とともに、十人十色のこだわりやエピソードをどうぞ。
スタッフ川島の偏愛品
《ジョセフ チーニー》のエイボン
JOSEPH CHEANEY – エイボンC ¥92,400-税込
憧れから相棒へ。
3年履いてわかった頼もしさ
入社当初、上司がエイボンをいつもお洒落に履いていて、“いつか自分も”と心に決めていた一足でした。実際に購入したのは、3年前の梅雨。
すでにケンゴンを愛用していたのでチーニーのグレインカーフは二足目でしたが、悪天候に強く出番が多いことから、満を持して迎え入れました。スプリットウェルトにコマンドソールと、タフな仕様はさすがの安心感です。実際、台風の日に履いたこともありますが、本当に頼もしかった。(おすすめはしません)
見た目も、ケンゴンよりトゥが少しシャープなので、ジャケットなど綺麗目なスタイリングにも合わせやすくて、着用3年目に入った今、代えのきかない存在になりつつあります。時計もボールペンも十年以上同じものを使っているので、この靴もきっとそんな風に付き合っていくのだと思います。(川島)
20代の頃から愛用している〈チューダー〉の時計と〈ヤード・オ・レッド〉のボールペン。
カントリー靴らしいタフさに、ブラックならではの上品さが重なった唯一無二のバランスがお気に入り。
スタッフ古内の偏愛品
《ジョセフ チーニー》のストレートチップ
JOSEPH CHEANEY – アルフレッド ¥92,400-税込
節目に選んだ一生もの
黒のストレートチップをそろそろ…と思っていた頃、入籍を控えていたこともあり、“一生モノの一足を”と選んだのがチーニーの「アルフレッド」でした。
決め手は、足を入れた瞬間のしっくり感。チャーチの「コンサル」とも迷いましたが、125ラストのヒールカップの収まりや、ノーズの控えめなバランスが自分にはちょうど良く、自然とこちらに気持ちが傾きました。
黒のカーフはエイジングの変化こそ控えめですが、磨いたときに浮かぶ艶や、履き皺の表情に少しずつ個性がにじみ出てくるので面白いです。最近は、ジーンズやミリタリーパンツに合わせて、仕事以外でもよく履くように。節目のために選んだ靴でしたが、思いがけず日常にも馴染んでくれています。(古内)
足入れした瞬間に、これだ!と思った125ラストの踵。ジャストフィットで、履いていてとても気持ちいいのだそう。
この日はジーンズに。ノーズが尖すぎていないのでカジュアルな装いにも馴染む。
■ JOSEPH CHEANEY(ジョセフ チーニー)
1886年、英国ノーザンプトン州デスバラーにて創業した「ジョセフ チーニー」。グッドイヤー・ウェルト製法の聖地として知られるこの地で、長い歴史と伝統を守りながら、現代的な感覚と柔軟な姿勢を取り入れた靴づくりを続けています。
Instagramアカウント @britishmade_ginza