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GINZA SIX EDITORS

ファッション、ジュエリー&ウォッチ、ライフスタイル、ビューティ、フード…。各ジャンルに精通する個性豊かなエディターたちが、GINZA SIXをぶらぶらと歩いて見つけた楽しみ方を綴ります。

Indulging an Adult Body and Mind

梅田 美佐子

私が編集長を務めている「& ROSY(アンドロージー)」という雑誌は、大人に向けた美容誌なんです。今の自分自身に向けた美しさや洗練された佇まいを大切にする人に向けて誌面を作っているので、銀座の素敵なお店に集う人々のメイクやファッション、小物使いをチェックするのは、仕事に大いに役立ちます。

とはいえ、のんびり“銀ぶら”するほどの時間を確保するのは難しいので、コスメの発表会へ出席するついでに街を歩いて、気になっているスポットをチェック。特にGINZA SIXへはよく足を運びます。B1Fのビューティフロアが充実していて、見応えがあるんですよね。どんなブランドが人気なのか、お客様が美容部員さんにどんなメイクをしてもらっているのかチェックしているので、不審者だと思われているかもしれません(笑)。

調査を終えたら、ちょっと休憩。GINZA SIXは誌面作りのインスピレーションを与えてくれると同時に、疲れた自分を甘やかしてくれる素敵なショップがあるところも、大好きなんです。今回は、そんな私の“甘やかしスポット”をご紹介します。

まずはB1Fビューティフロアにある「ロクシタン アトリエ・ド・プロヴァンス」。南仏プロヴァンスのアトリエをイメージした店内は、広々ゆったりした造り。コスメショップだけでなく、カフェまで併設しているんですよ。

ショップに入ってすぐ目についたのは、カラフルなボトルの「86 CHAMPS COLLECTION(キャトルヴァンシス コレクション)」。こちらはフランスのパティスリーブティック「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボレーション。ロクシタンの創設者オリビエ・ボーサンとパティシエのピエール・エルメ氏は、とても親交が深いのだとか。そう言われてみれば、フレグランスの色もマカロンみたいで素敵ですね。

全6種類ある香調の中でも、一番人気は「ラズベリー マッチャグリーン ティー」(90mL 15,000円 ※以下全て税抜価格)。特に外国からの観光客が買い求めに来るのだそう。濃い抹茶の香りにベリーの甘酸っぱさがブレンドされ、独特な世界に引き込まれます。私のお気に入りは、ブランドを象徴する花が香る「マンダリン イモーテル」(90mL 15,000円)。フレッシュなシトラスと爽やかなイモーテルの香りでリフレッシュできます。

友人へのギフトを買ったのなら、ぜひロクシタンカラーのファブリックでラッピングしてもらいましょう。リボンに名前をプリントすることもできます。もらった布やイモーテルのドライフラワーをテーブルに飾ったりして、プレゼントを受け取った人が二度楽しめる仕組み。エシカルだし、粋な思いやりですね。

お買い物をしたあとは、ハンドトリートメントでうっとり。お店が混雑しているときはお断りとなってしまう可能性があるのですが、基本的にコスメを購入すれば、無料で受けられる嬉しいサービスです。ハンドクリームやボディミルクの香りを楽しみながらほぐしてもらうと、仕事の疲れがスーッと引いていくのを感じます。

お次はカフェブースへ。まずはオリビエ・ボーサン氏が手がける「フレーバーエキストラ バージンオリーブオイル」をチェック。「マンダリン」(100mL 1,700円)や「バジル」(100mL 1,500円)など、料理の幅が広がりそうなラインナップです。

カフェメニューの中では、断然パフェがおすすめ。GINZA SIXにはパフェを食べられるお店が多々あって、どれも美味しいですが、中でもここはとっておき。季節のフルーツを使った、フレッシュパフェが味わえるし、空間を贅沢に使っているからリラックスできるんです。

今回オーダーしたのは、「ストロベリーローズパフェ」(1,000円)。イチゴペーストをそのまま凍らせたようなアイスと甘美なローズのアイス、クリスピーな食感が楽しいビスケットに、たっぷり生のイチゴがトッピングされています。ロクシタンのカフェは日本発祥で、そこから世界のロクシタンへ広まっていったのだとか。世界が羨むのも納得の美味しさです。

次に紹介するのは、“甘やかし”にぴったりB2F「キャンディアートミュージアム by PAPABUBBLE(パパブブレ)」です。スペインのバルセロナから始まって、今では世界中30以上の都市にお店を出しているパパブブレですが、キャンディでできたアート作品を展示しているのは、唯一ここだけ。アートをテーマに作られたショップで、GINZA SIXらしいコンセプトですよね。

今日展示されていたのは、彫刻を手がけるアーティスト、野原邦彦さんの作品「キャンディープール」。リボンをつけてサングラスをかけた女の子(?)のオブジェなんですけど、リボンはロリポップ、髪の毛はグミやキャンディ。サングラスはマシュマロやグミのつまったお菓子でできているんです!

子供の頃夢見たお菓子の家が、芸術になるとこういうカタチに…。しかもこの作品、購入することができます。お値段は、180,000円。買って帰ったら編集部のみんなが狂喜乱舞するかしら、としばし考え込んでしまいました。

もちろんアート作品でなくても、お土産にできるキャンディがいっぱい。試食させてもらった「グミキャンディ」(9個 1,019円)は、色によってイチゴやオレンジなどみずみずしい果実のフレーバーが口いっぱいに広がります。

人気No.1の「ロッキーロード」(1個 797円)は、ラムレーズン風味のチョコレートに、クッキーやマシュマロが入ったボリューム満点のひと品。カロリーが気になる方は、友達とシェアしましょう(笑)。

ここまででも十分甘やかされた感がありますが、もうひとつ、大人の甘やかしスポットとして外せないお店があります。それは、6Fにある「Ironbark Grill & Bar(アイアンバーク グリルアンドバー)」。牧草だけを食べて育ったグラスフェッドビーフや子羊など、オーストラリアの素材に和のテイストを加えた独創的な料理を楽しめるモダン・オーストラリア料理の店で、あちらのシャンパンやワインを約200本もそろえたワインセラーは、圧巻です。

店内入り口は、おしゃれなバーカウンター。さらに進むとゆったりしたソファや居心地のよいチェアが並ぶ、リュクスなムードのラウンジに。さらに奥は、スタイリッシュな雰囲気のレストラン。趣きの異なる3つのエリアがあるから、ちょっと飲みたいときからきちんとした会食まで、様々なシーンに使えます。GINZA SIXでも、窓が2面あるレストランは希少。銀座の夜景を、心ゆくまで楽しめますよ。

遅い時間の発表会へ出席したあとは、「軽くご飯にしましょう」なんて言って、このラウンジでおしゃべりすることも。

辛口のシャンパンに合わせるなら、フレッシュオイスター(1個 600円~)。レモンを絞っていただくシンプルバージョンは必須。さらに甘酒クリームとキャビアをのせた甘くてクリーミィなオイスターは、このお店ならではの味わい。忘れられなくなる美味しさなので、ぜひ試してください。

お店のスタッフさんは洗練されたプロフェッショナルでありながら、フレンドリー。食の好みを伝えると、それにマッチする料理を次々に薦めてくれます。

オイスターがあまりに美味しいので、思わず2杯目をオーダーしちゃいました。料理が素晴らしいのとソファがあまりに居心地よいのとで、つい長居してしまう(笑)。でも最近出した「& ROSY」4月号について、ライターさんや他誌エディターさんの意見もたっぷり聞けたから、よい収穫でした。

GINZA SIXで思う存分自分を甘やかすといつも、次の仕事への意欲が湧くんですよね。次また遊びに来るのを楽しみに、前向きな気持ちで仕事に励める。GINZA SIXは、私にとってのパワーステーションなんだと思います。

Text: Misako Umeda / Yumiko Kazama Photos: Mari Yoshioka Edit: Yuka Okada(81)

GINZA SIX EDITORS Vol.96

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梅田 美佐子

女性美容誌「& ROSY」編集長。1997年宝島社へ入社。「CUTiE(キューティ)」編集部、「sweet(スウィート)」編集の美容担当に。2015年「sweet」の副編集長に就任。2016年9月「& ROSY」編集長に。
Instagram GINZASIX_OFFICIALにて配信中

ロクシタン アトリエ・ド・プロヴァンス

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キャンディアートミュージアム by PAPABUBBLE

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Ironbark Grill & Bar

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2020.03.19 UP

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