
弓指寛治「4年2組」展 Kanji Yumisashi「4th grade, 2nd class」
銀座 蔦屋書店
Art
銀座 蔦屋書店は、店内アートスペースFOAM CONTEMPORARYにて、弓指寛治による個展「4年2組」を2025年7月23日(水)まで開催中です。
弓指寛治はこれまで、岡本太郎現代芸術賞〈敏子賞〉(2018)、あいちトリエンナーレ2019への出展、絹谷幸二芸術賞(2025)などで評価され、注目を集めてきたアーティストです。直近では国立西洋美術館特別展「ここは未来のアーティストたちが眠る場所となりえてきたのか?」(2024)で、山谷のドヤと上野のホームレスを主題とした作品を発表。絵筆を手がかりに日常へ分け入ることで社会と歴史のひだをほどき、独自の視点へ編み直す姿勢が多くの共感を呼びました。
本展で公開するのは、弓指が現在取り組んでいるプロジェクトの「進行形」の様子です。学校連携プログラム「アーティストが学校にやってきた」(※)を通じて、弓指が昭島市立光華小学校4年2組のクラスメイトとして通学しながら制作した新作群を発表します。
[アーティストプロフィール]
弓指寛治 (ゆみさしかんじ)
1986年、三重県生まれ。名古屋学芸大学大学院修了。映像制作会社起業を経て、ゲンロンカオスラウンジ新芸術校の第一期生として学んでいた2015年に、母の自死を経験。以降、死者への鎮魂を主なテーマとする。著名人の自死、満洲国、路上生活者といった社会や歴史の暗部に焦点を当て、見る人の当事者意識に訴えかける鮮烈な作品群を発表。各地の芸術祭に運営側としても参加し、キュレーションに携わる。
「第21回岡本太郎現代芸術賞」敏子賞「VOCA展2021」佳作賞「第2回絹谷幸二芸術賞」奨励賞など受賞。
主な展覧会に「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?―国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」(国立西洋美術館、2024年)など。
詳細は特設ページをご覧ください。
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[展覧会詳細]
弓指寛治「4年2組」展
会期:2025年6月28日(土) - 7月23日(水) ※終了日は変更になる場合があります。
時間:11:00 ~ 19:00 ※最終日は18:00までとなります。
定休日:月曜日 2025年7月21日(月・祝)も含む
場所:銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY
主催:銀座 蔦屋書店
協力:昭島市立光華小学校、特定非営利活動法人アートフル・アクション
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp