ART
アート
ART INSTALLATION
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ヤノベケンジ
《 BIG CAT BANG 》
2F中央吹き抜け
2024.4.5 - 2025.夏(予定)
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GINZA SIX中央に位置する吹き抜け空間に、日本を代表する現代美術作家・ヤノベケンジによる旅をしながら福を運ぶ猫「SHIP’S CAT」のシリーズともなる新作アート「BIG CAT BANG」が登場します。
社会的なメッセージとユニークさを併せ持つ機械彫刻や巨大彫刻で知られるヤノベケンジ。
GINZA SIX中央の大きな吹き抜け空間を、地球を含む銀河と捉え、無数の宇宙猫が空を舞い、浮かぶ宇宙船は「太陽の塔」へのオマージュ。岡本太郎の創作遺伝子を受け継いだヤノベケンジがビッグバンから現在までの宇宙のダイナミズムを新しい生命の物語として紡ぎ出します。ヤノベケンジ
現代美術作家/京都芸術大学教授
1965年、大阪生まれ。1990年代初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機能性を持つ大型機械彫刻を制作。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外から評価が高い。2017年、「船乗り猫」をモチーフにした、旅の守り神「SHIP’S CAT」シリーズを制作開始。2022年に開館した大阪中之島美術館のシンボルとして「SHIP’S CAT(Muse)」(2021)が恒久設置される。
PAST
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ジャン・ジュリアン
《 The Departure 》
2F中央吹き抜け
2022.10.26 - 2024.3.31
GINZA SIXを象徴する中央吹き抜けアートに新たに登場するのは、世界各国で展示しながらイラストから変幻自在に作品を制作し続けるビジュアルアーティスト、ジャン・ジュリアン。《The Departure》は、パブリックアートとして大規模なスケールに挑戦した、自身初の宙に浮くインスタレーションです。
2021年の個展で生まれた《PAPER PEOPLE》は「自分を生み出そうとしたクリエイターに見捨てられたことに気づき、心細さから、紙で仲間を生み出そうと閃いたキャラクター」だ。
今回のGINZA SIXでは地上から離れ空飛ぶ紙の絨毯に乗って、世界を探検する旅へ出発するというテーマ。大小様々な5つの絨毯に乗った《PAPER PEOPLE》が自由自在に吹き抜け空間を飛び回る。そのタイトルは《The Departure》。すなわち「出発」を意味する。GINZA SIXでは実際には紙でなく、金属製の素材を使った《PAPER PEOPLE》が、ジャンのアートとして初めて宙を舞う。
ジャン・ジュリアン / Jean Jullien
ビジュアルアーティスト
2008年にロンドンのセントラル・セントマーチンズを卒業した後、2010年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートにて修士号を取得。イラストレーターとして、New York Times、National Geographic、RCA Records、Le Centre Pompidou、Hermès、Petit Bateau、Vogueなど様々なクライアントに作品を提供する傍ら、ペインティング作品の製作も精力的に行っており、これまでサンフランシスコ、ロンドン、ベルリン、シンガポールなど世界各地で展覧会を開催。闘士星矢やドラゴンボール、シティハンターといった日本の漫画作品の数々や、フランスのバンドシネと呼ばれる漫画作品、フランスのポスターアーティストであるサヴィニャック、絵本作家のトミー・ウンゲラー、イラストレーターであり漫画家のジュアン=ジャック・サンペなどからインスピレーションを受けている。ウィットに富んだ作品は、ファインアートにとらわれず、幅広いカルチャーから自然と育んだ創造性から生まれている。
©Kohei Nawa | Sandwich Inc.
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名和晃平
《 Metamorphosis Garden(変容の庭)》
2F中央吹き抜け
2021.4.12 - 2022.10.20
「Metamorphosis Garden(変容の庭)」は、生命と物質、あるいはその境界にある曖昧なものが共存する世界をテーマにしたインスタレーション。瀬戸内海・犬島の《 Biota(Fauna/Flora)》(2013)のインスタレーションの発展形として、混沌から生じる新たな物語を表現した。不定形の島々と雫、そこに立ち上がる生命の象徴としての“Ether”と“Trans-Deer”。アルミナとマイクロビーズの粒で覆われた彫刻群が吹き抜け空間に浮かぶ。そこに、振付家ダミアン・ジャレとの共作によるARのパフォーマンスが展開し、絶えず変容する世界がリアルな物体とARのイメージとして重なり合う。
名和晃平
彫刻家 / Sandwich Inc.主宰 / 京都芸術大学教授
1975年生まれ。京都を拠点に活動。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。博士第一号を取得。2009年「Sandwich」を創設。名和は、感覚に接続するインターフェイスとして、彫刻の「表皮」に着目し、セル(細胞・粒)という概念を機軸として、2002年に情報化時代を象徴する「PixCell」を発表。生命と宇宙、感性とテクノロジーの関係をテーマに、重力で描くペインティング「Direction」やシリコーンオイルが空間に降り注ぐ「Force」、液面に現れる泡とグリッドの「Biomatrix」、そして泡そのものが巨大なボリュームに成長する「Foam」など、彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。近年では、アートパビリオン「洸庭」など、建築のプロジェクトも手がける。2015年以降、ベルギーの振付家 / ダンサーのダミアン・ジャレとの協働によるパフォーマンス作品「VESSEL」を国内外で公演中。2018年にフランス・ルーヴル美術館ピラミッド内にて彫刻作品“Throne”を特別展示。
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吉岡徳仁
《 Prismatic Cloud 》
2F中央吹き抜け
2020.2.27 - 2021.2.23
アート、デザイン、建築の領域において活動し、自然をテーマとした詩的で壮大な作品が世界で評価されているアーティスト吉岡徳仁。感覚を超越する本インスタレーションは、巨大な雲をイメージした光の彫刻です。
吉岡徳仁
アーティスト。1967年生まれ。倉俣史朗、三宅一生のもとでデザインを学び、2000年吉岡徳仁デザイン事務所を設立。デザイン、建築、現代美術の領域において活動し、詩的な作品は国際的にも評価されている。代表作には、オルセー美術館に常設展示されているガラスのベンチ「Water Block」をはじめ、クリスタルプリズムの建築「虹の教会」、結晶の椅子「VENUS」、ガラスの茶室「光庵」などがあり、東京2020オリンピック・パラリンピックでは聖火リレートーチのデザインを手がけている。作品は、ニューヨーク近代美術館、フランス国立近代美術館ほか、世界の主要美術館に永久所蔵されている。毎日デザイン賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、Design Miami / Designer of the Year、Milano Design Award最高賞など、国際的な賞を多数受賞。アメリカNewsweek誌による「世界が尊敬する日本人100人」に選出されている。
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クラウス・ハーパニエミ
《 Celebration of Life -星の海の祝祭- 》
2F中央吹き抜け
2019.11.05 - 2020.02.15
フィンランドのアーティスト クラウス・ハーパニエミ氏を起用し、「Celebration of Life -星の海の祝祭-」と題したプロモーションを展開。宇宙を舞台に描かれた作品『Astral Sea(アストラル・シー)』の世界をGINZA SIX にて展開し、中央吹き抜け空間には、時空を超えて宇宙を旅するLightning Whales(ライトニング・ホエール)が登場します。
クラウス・ハーパニエミ(Klaus Haapaniemi)
1970年フィンランド・ヘルシンキ生まれのアーティスト。フィンランドの自然や伝統美に由来する審美眼から生まれる作品は、リアリズムとファンタジーとが融合した独特なスタイル&フィールを持つ。自身の作品創作に留まらず、「イッタラ」「エスタブリッシュ&サンズ」など多くの企業とコラボレートしている。2015年には「フィンランド国立オペラ」の衣装、舞台装飾を担当。2019年には「KADOKAWA」より初の作品集「クラウス・ハーパニエミ 夢の風景」を刊行した。
© 2019 KLAUS HAAPANIEMI All Rights Reserved.
ライツマネージメント:株式会社ブルーフォリオ
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塩田千春
《 6つの船 》
2F中央吹き抜け
2019.02.27 - 2019.10.27
《6つの船》をテーマに最大で全長5メートルにもなる6隻の船が中央吹き抜け空間を飾った本作品は、戦後多くの困難を乗り越えて復興を遂げてきた銀座の「記憶の海」を6隻の船が出航し、前進する様子を表現しています。
塩田千春
1972年、大阪府生まれ。ベルリン在住。 2008年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。南オーストラリア美術館(2018年)、ヨークシャー彫刻公園(2018年)、スミソニアン博物館アーサー・M・サックラー・ギャラリー(2014年)、高知県立美術館(2013年)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(2012年)、国立国際美術館(大阪、2008年)などの個展のほか、シドニー・ビエンナーレ(2016年)、キエフ国際現代美術ビエンナーレ(2012年)、横浜トリエンナーレ(2001年)を含む国際展など、これまで世界約35か国で250展以上の展示に参加。 2015年には第56回べネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館代表。2019年6月に森美術館にて過去最大規模となる個展を開催予定。
Photo: Ken Kato
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ニコラ・ビュフ
《 “Fantastic Gift”~「冬の王国」と「夏の王国」の物語~ 》
2F中央吹き抜け
2018.11.12 - 2019.02.20
2018年ホリデーシーズンには、中央吹き抜け空間に高さ約3m、全長4m を超える「光るぞう」が出現。小さな天使「プッティ」達が、ドローンを使って「光るぞう」を「夏の王国」から「冬の王国」に運ぶ、物語の1シーンを展示しました。
ニコラ・ビュフ
1978 年フランス・パリ生まれ。ヨーロッパの伝統的な、中世、ルネサンスやバロックの作品を背景に、幼少期に影響を受けた日本のアニメやアメリカ由来のサブカルチャーを見事に融合し、独特の世界観を創造するアーティスト。2007年には活動拠点を東京に移し現在に至る。“Serio Ludere(真剣に遊ぶ)”のヒューマニスト的概念に基づき、作品には物語と融合した視覚表現や体験が散りばめられている。
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ダニエル・ビュレン
《Like a flock of starlings: work in situ 》
2F中央吹き抜け
2018.4.2 - 10.31
1周年を迎えたGINZA SIXの中央吹き抜け空間には、50年以上にわたり世界各地で多くの作品を展開してきたフランス人アーティスト ダニエル・ビュレンのトレードマークである、8.7センチのストライプ模様を旗に用いた新作インスタレーションを展示。赤と青の計1,500枚の旗を使った作品がアトリウムを彩りました。
森美術館監修ダニエル・ビュレン
1938年、パリ・フランス生まれ。美術家。1965年から自身の論理に基づいた8.7センチ幅のストライプ模様の作品を数多く制作。その作品は絵画、彫刻、壁面、建物など幅広いメディアに展開され、いままでに数千点以上の作品を制作してきた。
© DB - ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1226
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草間 彌生
《 南瓜 》
2F中央吹き抜け
2017.4.20 - 2018.3.21
施設中央に位置する大きな吹き抜け空間では、森美術館の監修のもと、世界のアートシーンで活躍する前衛芸術家草間彌生の新作インスタレーションを期間限定で展示し、開業を盛り上げました。草間彌生は60年代にニューヨークのアートシーンに参加し、以後活発に活動を続けてきた、日本人としてはもっとも国際的に名前を知られたアーティストです。作品の重要なイメージはドット(水玉)とネットであり、またモチーフとしては、しばしばカボチャが登場します。
草間 彌生
1929年、長野県松本市生まれ。美術学校で日本画を学び、1957年に単身渡米。ニューヨークを拠点に活動を開始し、以来その斬新な表現は世界で絶賛される。1998年、日本人で初めてニューヨーク近代美術館(MoMA)で大規模個展を開催。2016年、文化勲章受章。
© YAYOI KUSAMA / Photo: Ken Kato
ART NEWS
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銀座 蔦屋書店
大岩オスカール 個展「ライトショップ」
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銀座 蔦屋書店
木原千春 個展「Vitalism Ⅻ」
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銀座 蔦屋書店
梅本匡志 個展「ファンタを注ぐ時はちょっとずつ超ゆっくりね」
SHOW WINDOW
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Pranks inc.
《 Chiristmas「Heavenly Gift」》
Read The ArticleB2F ショーウィンドウ
2024.11.8 - 2024.12.25
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個々の多様性が重んじられる昨今、クリスマスを「ホリデー」と呼び、イエスの誕生を祝うキリスト教のクリスマスだけに限定しない季節行事として捉えられるようになりました。
この時期の北半球は、日照時間が1年で最も短く、暗く寒く食べ物も少なく、生きることの厳しい季節です。北半球の多くの国では冬至祭を行い、自然の恩恵を受けて食べ物に恵まれ、無病息災に過ごすという、天からの贈りものとも言える、これらの幸福が願われてきました。
日本にも古くから伝わる冬至の習慣があり、柚子湯は良く知られていますが、「ん」のつく食べ物を食べる習慣についてはご存知でしょうか?
なんきん(かぼちゃ)、れんこん、にんじん、うんどん(うどん)、ぎんなん、きんかん、かんてんは、2つ「ん」 がつくことから「運盛り」、「冬至の七草」とも呼ばれます。身体を温めるなど、冬を乗り切るために体に良いだけでなく、幸運をも呼び込む、げん担ぎの食文化です。
今回のウィンドウは、日本の冬至の食文化と、現代の季節行事としてのクリスマスを掛け合わせました。
片側のウィンドウでは、伝統的な「運盛り」の冬至の食べ物を集めました。ある位置から見ると大きな「ん」の文字が浮かび上がります。
もう片側では、今どきの食卓にのぼる「ン」の付く食べものを、オーナメントにしました。
レモン、マロン、チキン、…。幸運を呼ぶかもしれない「ン」を探してお楽しみ下さい。アートディレクター 佐藤 寧子
PUBLIC ART GINZA SIX では、身近にアートと触れ合える豊かな生活を提案します。アーティストやクリエイターとのコラボレーションにより、クリエイティブなエネルギーと、驚きの要素に満ちた感性を刺激するアートプログラムを展開します。
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大巻 伸嗣
《 Echos Infinity -Immortal Flowers- 》
2F, 3F, 4F, 5F 南エレベーターホール
森美術館監修 -
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江戸小紋柄の朝顔、桔梗、菊の花々、蝶の形を組み合わせた彫刻作品。江戸小紋は一見、下地に見えるように細かく規則正しく文様を配した小紋柄のひとつ。これは江戸時代に発令された、派手な着物を禁じた「奢侈禁止令」に対し、いかに細かい微細な柄を掘り出し染め上げるかを職人たちが競い合い、その図柄を洗練させてきた結果であり、その時代の美意識の象徴です。※作家メッセージ 「ここに堆積する時間や記憶、文化、人の思いを、これから先に繋げるための不滅の花を生ける。」
大巻 伸嗣
1971年、岐阜県生まれ。展示空間を非日常的な世界に生まれ変わらせ鑑賞者の身体的な感覚を呼び覚ますダイナミックなインスタレーション作品やパブリックアートを国内外で発表している。
Photo: Ken Kato
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船井 美佐
《 楽園/境界/肖像画 》
3F,4F,5F 北エレベーターホール
森美術館監修 -
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「楽園と境界」をテーマに、空間全体をキャンバスととらえ、鏡を使って構成し描かれることで、絵画空間と現実が交差するという作品です。絵の前に立つ者は絵の中に映り込み、鑑賞者が絵画の主役となります。誰の頭の中にもある架空の楽園のイメージを鏡で描く事で、行き交う人や現実の景色と想像の世界とが混じり合い、2 次元と 3 次元、在るものと無いもの、過去と現在、理想と現実が反転して一つになり、新しい空間の広がりとビジョンを生み出します。これらは人々のイマジネーションによって未来が形作られることを象徴しています。
船井 美佐
1974年京都府生まれ。2001年筑波大学大学院芸術研究科修了。2009・2010年「VOCA展」上野の森美術館、2014年「ワンダフルワールド」展東京都現代美術館などに出品。
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堂本 右美
《 民 》
3F, 4F, 5F 通路
森美術館監修 -
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GINZA SIX のために新しく描かれた絵画は、たゆたう色の上に躍動感あるかたちが重ねられ、その対比によって奥行きのある広大な空間が広がります。開放的で無限のような空間は我々の無意識であり、踊っているように描かれたかたちは我々が見えているものの一部(意識)のようにも感じられます。商業スペースから少し離れた空間にある、鮮やかな色彩の絵画。その前を通る人々は、無意識と意識の二重構造によりくりひろげられる堂本の絵画的空間へと誘われます。
堂本 右美
1960年、パリ生まれ。多摩美術大学絵画学科卒業後、クーパー・ユニオン芸術学部 (ニューヨーク)卒業。1990年、佐賀町エキジビット・スペース(東京)での初個展以来、国内外の数々の展覧会に参加し、多くの美術館に所蔵されている。
LIVING WALL ART館内2箇所にある、高さ約12mの壁面(リビングウォール)には、JTQ谷川じゅんじプロデュースによる、対となるアート作品を展示します。
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チームラボ
《 Universe of Water Particles on the Living Wall 》
リビングウォール中央通り側吹き抜け
サイズ: H11,810×W1,920 mm
仕様: Digital Installation, LED, Endless -
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日々の日没とともに様子を変える滝を描いた映像作品。「仮想の三次元空間に岩を立体的につくり、その岩に水を落下させています。水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算しています。滝を物理的な水の運動シミュレーションとして構築しています。そして、全体の水の粒子の中からランダムで選んだ0.1%の水の粒子の挙動によって、空間上に線を描きます。その線の集合体で滝を描いています。つまり、無数の線の裏側には、その 1000 倍もの水の粒子が存在し、それらの全体の相互作用によって、線の曲線が決定しています。」
チームラボ
デジタル社会のさまざまな分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。アート、サイエンス、テクノロジー、クリエイティビティの境界を越えて、集団的創造をコンセプトに活動している。
© KOZO TAKAYAMA
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パトリック・ブラン
《 Living Canyon 》
リビングウォール 三原通り側吹き抜け
サイズ: H11,020×W2,700 mm
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日本に生息する固有種も含めた様々な植物を織り交ぜた、パトリック・ブランオリジナルの、土を使用しない垂直的平面アート作品。作品名の通り、太陽の光に照らされた崖の頂上から、影に覆われた深い谷底を表しています。あらゆる気象的勾配にも植物が生息しているのは、各品種が固有の光エネルギー に完璧に適応している為です。植物品種の多様性は繊細な植物界の「美」、「創造力」、「戦略」を反映しています。
パトリック・ブラン
1953年、パリ生まれ。植物学者・アーティスト。世界のさまざまな環境下で多くの「垂直庭園」プロジェクトを手がける。主なプロジェクトにパリのケ・ブランリ美術館やシドニーのワン・セントラルパーク、金沢21世紀美術館「緑の橋」など。
© KOZO TAKAYAMA