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美酒もおつまみも名品が集う
ホームパーティーはおまかせを!

GINZA SIXのギフト連載
Sincerely Yours 〜想いをこめて〜

VOL.03ファビュラスな手みやげ&お差し入れ

お酒を愛する呑助たちへの格別のギフトが揃っているのも、GINZA SIXの大きな魅力。ワイン、日本酒、ウイスキー、ビールにスパークリングワインと、多彩なジャンルの名酒が待っています。最高のつまみとともに、シチュエーション別にご紹介。

WINE SHOP ENOTECA

家飲みを進化させるグラスと共に
午後から開けたい赤ワインを贈る。

名門ドメーヌのファインワインから日常的なカジュアルワインまで、1600種以上を揃えるワインショップ。国内で展開する60店舗の中でも随一の広さを誇り、フランス、イタリア、アメリカ、ポルトガル、日本など世界約30カ国のワインが集うほか、ワイングッズが充実していることもこのショップの素晴らしい点。

たとえば、家飲みを楽しむ人に〈RIEDEL(リーデル)〉社のワインタンブラー「O(オー)シリーズ」(2)を。〈RIEDEL〉社は1756年に創業し、世界で初めてブドウの品種に合わせた形状のグラスを開発したことで知られるブランド。この「O(オー)シリーズ」はリム(脚)を無くした画期的デザインで、写真の「カベルネ・メルロ」タイプはその名の通り、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローというフランス・ボルドー地方の2品種の個性に合わせて作られたもの。背の高い縦長のボウルと緩やかな口のすぼまりが、黒ブドウの芳醇な香りをゆっくりと開かせる。本格的なグラスでありながら、“リム無し”なので酔ってうっかり倒してしまう心配もなし!

店長の梶田浩司さんは、このグラスにあえてイタリアワインをチョイス。ピエモンテの老舗ワイナリー〈プルノット〉の赤(1)で、品種はバルベラ100%。ブラックチェリーやプラムなど、瑞々しく明るい酸が広がる滑らかな飲み口で、夕方からちょっと冷やして飲みたいミディアムボディ。「ソテーした豚肉やラビオリ、またお醤油とも相性がいいので照り焼きや煮物などにも合いますよ」と梶田店長。
たとえば友人への引っ越し祝いに、こんなコーディネートはいかが?

1.2020 バルベラ・ダルバ ピアン・ロムアルド(プルノット|イタリア ピエモンテ) ¥4,510、2.リーデル・オー カベルネ・メルロ ¥4,950/ともにワインショップ・エノテカ(B2F/TEL:03-6263-9802)

ワインショップ・エノテカの店舗情報

いまでや銀座

クラフトサケと絶品つまみで
日本酒の新時代を堪能する。

蔵元との強いネットワークを持ち、日本中の気鋭の作り手の銘酒が入荷する酒販店〈いまでや銀座〉。マイクロ ディスティラリー(小規模蒸留所)の入手困難な幻のボトルがそっと置かれているのも、店の実力を物語るところ。日本ワインやクラフトジンをセレクトするのもよいけれど、今回はこの店だからこそ手に入る、レアなお酒を贈り物に。

「クラフトサケ」は、米を原料としながら現在の酒税法で定められた製造法以外のプロセスを取り入れて作る、お酒の新世代ともいうべき注目のジャンル。ハーブやフルーツなどの副原料を加えたお酒やどぶろくもこのカテゴリーに入り、既存の日本酒のイメージを超えた軽やかな味わいに人気が高まっている。〈いまでや銀座〉にはそんな「新たなサケ」の話題作が集結しているのだ。

岩手県遠野の地で米を無農薬無肥料で栽培し、その米を余すことなく使って作るどぶろくで知られる〈とおの屋 要〉。「権化」シリーズは、作り手の佐々木要太郎氏の「健全に育てた米を全て使いたい」という想いから生まれた、世界初の米糠(ぬか)で醸された酒。米糠、米、麹、水で作る味わいは、貴醸酒やシェリーのような複雑さを持ち、後味は凛と澄んでいる。中でも「ピート」(1)は燻した米糠を使い、青みがかったスモーキーな香りが蒸留酒のような余韻を残す、驚きをもたらす1本。

創業350年、酒造りの原点に立ち返り、全量無農薬米を使い、全て蔵付きの菌で醸す“自然酒”が国内外で支持される千葉の蔵元〈寺田本家〉。鎌倉室町時代にお寺で作られていた製法を再現した「醍醐のしずく」(2)は、空中に浮遊する乳酸菌で発酵を促し、味わいはワインのようにフルーティーで芳醇、柔らかな酸が身体中に染み入るよう。

そしてお酒の“アテ”のラインナップも秀逸。富山県発の〈つりや〉は、氷見沖や能登沖など近海で獲れる良質な海の幸で作る「海の保存食」ブランド。福井県産ホタルイカをいしる(魚醤)に漬けて干した「ほたるいか素干し」(4)は、サクサクと小気味いい歯切れにまず感嘆し、ホタルイカといしるのダブルの旨みに陶然となる。燻した能登産カキと白胡椒を漬け込んだ「かき燻製オイル漬け」(3)は、スモーキーさの中に白胡椒が快活なアクセントに。“日本海の恵み”溢れる2トップだ。

さらに、酒器も名品を置いている。店長の片岡昌弘さんがセレクトしたのは、「醍醐のしずく」には〈菅原工芸硝子〉の「KiKiNo」シリーズより、チューリップのフォルムをした「jyuku」(¥3,300)を。「権化_PEAT」には〈東屋〉の宙吹きで作られた優美なステム付きグラス、「BAR」シリーズ(¥17,600)を。酒、肴、器と気鋭の造り手を集めた渾身のセットを、お酒を愛する朋友に。

1.権化_PEAT(とおの屋 要) ¥16,500、2.醍醐のしずく(寺田本家) ¥1,705、3.かき燻製オイル漬け(つりや) ¥1,010、4.ほたるいかの乾物(つりや) ¥807/全てイマデヤギンザ(B2F/TEL:03-6264-5537)

いまでや銀座の店舗情報

EATALY “MARKET”

大充実のマーケットだから、
ホームパーティーセットも自在に!

マーケット、バール、カフェ、レストランが1つの空間に集結した〈EATALY GINZA店〉。国内店舗の中で最大規模の敷地面積を誇り、食事を楽しむ人々で賑わうレストランエリアのお隣には、イタリア各地から多彩な食材を集めた充実のマーケットが。ワインなどのアルコール類からオリーブオイル、パスタ、ドルチェまでそのアイテム数は1500種以上!

だから自分好みのホームパーティーセットを作るのも自由自在。チーズやハム類は使い勝手のいい「盛り合わせ」シリーズ(4,5)があり、これが気軽なアンティパストに大活躍。生ハムは現在イタリアからの輸入が制限されているため、鹿児島県産「南州農場」の黒豚生ハム2種盛り合わせと、チーズは青カビ、白カビ、ハード系の3種にドライイチジクをセットにしたバランスのいい「銀座チーズ3種盛り合わせ」を。

これらを肴に、今回選んだのは2種類の“泡”。

まずはボトルデザインにも心惹かれる〈バラデン〉のクラフトビール。モルトをはじめスパイスのオレンジピールやコリアンダーまで全てイタリア素材で作られた「ナチオーレ」(3)と、ホワイトビールに同スパイスを加えた「イザック」(2)を。どちらも現地のスパイスが爽やかに香るナチュラルな飲み心地。

もう1本はイタリアのスパークリングワインの最高峰「フランチャコルタ」から、スタイリッシュなラベルの「スーラリ」(1)を。洋梨やリンゴの瑞々しい果実香が溢れ、羽のように軽く、スルスルと体内に浸透していくような泡が特徴。ちなみに、この2銘柄に共通するキーワードは“瓶内二次発酵”。シャンパーニュを代表する製法であり、手間と時間がかかる伝統的醸造方法で、複雑で多面的な風味、飲み心地のよい繊細な泡立ちが魅力。休日の午後、ナチュラルな泡で気持ちよくサルーテ(乾杯)を!

1.スーラリ フランチャコルタ ブラン ド ノワール エクストラブリュット ¥6,490、2.バラデン イザック[330ml] ¥715、3.同 ナチオナーレ[330ml] ¥715、4.南州黒豚2種盛り合わせ(プロシュット24ヶ月熟成・コッパ) ¥1,750、5.銀座チーズ3種盛り合わせ ¥1,999/全てイータリー “マーケット”(6F/TEL:03-6280-6581)

EATALYの店舗情報

Jule’s Whisky Collection

ラベルも美しい国産ウイスキーで
極上のハイボールを酌み交わす。

日本各地の蒸留所から稀少なウイスキーを一堂に集めた国産ウイスキー専門店〈Jule’s Whisky Collection〉。2023年3月にはお隣にテイスティングバーを併設した旗艦店〈J.W.C LIBRARY〉もオープンし、よりコレクションが充実した。

今や海外からの購入者も急増している「山崎」をはじめ、「白州」「響」と言ったサントリーウイスキーの銘柄から「竹鶴」「余市」「宮城峡」などのニッカウイスキー、さらに生産量の少ない〈厚岸蒸留所〉や〈長濱蒸留所〉、〈イチローズモルト〉と言ったマイクロ ディスティラリー(小規模蒸留所)のボトルが入荷しているのも頼もしい。

価格はノンヴィンテージで5,000円代から、最も人気の高い〈山崎〉の年代物は100万円代から数千万円まで(!)と美術品級の価格帯が付いており、コレクションを眺めているだけでも楽しい。

今回は「自宅で格別に美味しいハイボールを」をテーマに、秩父の蒸留所〈イチローズモルト〉をセレクト。「ダブルディスティラリー」は、パンチョン樽が主体の羽生蒸留所と、ジャパニーズオーク=ミズナラ樽が主体の秩父蒸留所の、2種のモルト原酒を配合して造られたピュアモルトシリーズ。ちなみにパンチョン樽とはずんぐりした形状が特徴の樽のこと。

グリーンのラベルは、前述のモルト原酒を秩父蒸留所の代名詞であるジャパニーズオーク=(トルツメ)ミズナラの樽で熟成したもの(1)。赤のラベルは熟成後期にフレンチオークの赤ワイン樽に移し替えた「ワイン ウッド リザーブ」(2)。そしてゴールドはピートの強い原酒を数種ブレンドし、ミズナラの樽で再熟成させた「ミズナラ ウッド リザーブ」(3)。特にゴールドのラベルの「ミズナラ ウッド リザーブ」は、「ミズナラ樽特有のキャラメルや熟した果実のような香り、まろやかで濃厚な口当たりと微かなピートの余韻が、ハイボールにもおすすめですよ」と店長の岩田なつみさん。テーブルに置くだけで絵になりそうな、ミズナラの葉をイメージした印象的なラベルデザインも、贈りたくなる理由だ。

1.イチローズモルト ダブルディスティラリーズ ¥15,000、2.同 ワイン ウッド リザーブ ¥14,500、3.同 ミズナラ ウッド リザーブ ¥19,800/全てジュールズ ウイスキー コレクション(B2F/TEL:03-5962-8716)

Jule’s Whisky Collectionの店舗情報

AROMA TRUFFLE、AND THE FRIET
甚五郎、Cocolo Kitchen KYOTO

お酒の最強の友となってくれる
グルメなスナックも大充実!

GINZA SIXのB2Fには、スイーツだけでなく実は“お酒のつまみ”として最高のアイテムが揃っている。今回は4店舗から、特にお酒と好相性のフレーバーをセレクト。いずれも舌の肥えた大人世代を満足させるグルメなスナックだ。

2023年6月にオープンした〈AROMA TRUFFLE〉は、その名の通りトリュフを活かしたシンガポール発のグルメスナックブランド。日本初の実店舗で、看板商品は「アロマトリュフチップス」シリーズ(1)。サクサクと小気味いい厚切りチップスに、最高級のブラックサマートリュフを纏わせたゴージャスなポテトチップスだ。使用する黒トリュフは名産地であるイタリア・ウンブリア州のトリュフハンターが厳選した最高峰のもの。チップスの表面にオリーブオイルを塗り、そこに乾燥黒トリュフをまぶし、さらに黒トリュフから抽出した天然の香料を重ねることで、驚くほどの香りが立ちのぼる。袋を開けた途端、誇張でなく、部屋中がトリュフの官能的な香りで満たされるほど!

適度な塩みとパセリの香りの後に押し寄せる、トリュフの圧倒的なアロマ。保存料、着色料は不使用。「ハラル認証」を取得しており、良質な植物性素材だけで作られるからこそ、自然で芳醇なアロマが堪能できる。ウイスキーソーダやビール、スパークリングワインと合わせたら…もう止まりません。

サクサク食感がクセになる「ドライフリット」が人気のフレンチフライ専門店〈AND THE FRIET〉からは、昨年、5年ぶりの新作として登場した「ポテトパフ」(2)を。アメリカ産マッシュドポテトをパフに仕上げた一口サイズのスナックで、こちらもクセになるガリガリ食感。サワークリームフレーバーに、ドライ加工にしたダイスカットのオニオンがブレンドされ、華やかな酸味とオニオンの甘みがビールやハイボールに最高に合う。アートディレクター・平林奈緒美氏デザインによるスタイリッシュな丸缶もインパクト大で、ホームパーティーに抱えていけば必ずや話題になるはず!

〈甚五郎〉は栃木県日光市の老舗米菓店〈石田屋〉のブランド。何よりの特徴は、今では全国的にも希少になりつつある、煎餅の生地から自社で手作りしている点。栃木県産コシヒカリを中心に良質なうるち米を使用し、噛みしめるほどに米の旨みがじんわりと溢れ出る。今回は一口サイズがお酒のつまみに丁度いい「小紋シリーズ」から、2つの“発酵系”を(3)。「田楽味噌」は、生地に黒ゴマを練りこみ、ブレンドした白味噌と赤味噌で味付けした一品。甘辛な味噌の風味とゴマの香ばしさは日本酒やビールの最高の“アテ”になる。「カマンベールチーズ」はカマンベールの爽やかな酸味と固めに焼き締めた生地の歯ごたえが後を引き、これは白ワインやロゼ、スパークリングと合わせたい。米の旨みをしみじみと感じながら、「お煎餅で呑む」楽しさを再認識できる。

京都発の〈Cocolo Kitchen KYOTO〉は、有機食材や無農薬食材を主原料にしたオーガニックグラノーラ専門店。グラノーラのほかに「オーガニックナッツ」シリーズも種類が豊富で、特に「黒七味」と「カレー」の“ピリ辛系”2種は、酒のお供に最高(4)。

かの薬味の名店〈祇園 原了郭〉の「黒七味」を贅沢に使い、有機たまり醤油とともにカシューナッツやアーモンド、ピーカンナッツ、クルミ(全て有機素材)に絡めたもの。ナッツの香ばしさの後に黒七味の香りと辛味、たまり醤油のコクが花開き、瞬時に日本酒やワインが欲しくなる! もう一つの「カレー」はGINZA SIX限定フレーバーで、なんと東銀座の老舗カレー店〈ナイルレストラン〉とのコラボ作品。有機ナッツから〈ナイルレストラン〉オリジナルのガラムマサラの辛味と香りが鮮烈に広がり、ハチミツやオニオンパウダーのほのかな甘みが辛味を引き立てる。キンキンに冷えたビールと合わせたらもう最高。何より、京都や東京の老舗とコラボし、無添加で作り上げる上質さが、大人の呑助たちの心を捉えそうだ。

1.アロマトリュフ チップス(オリジナル)¥2,160/アロマトリュフ(B2F/TEL:03-6264-6508)、2.ポテトパフ SOUR CREAM AND ONIONS ¥1,100/アンド ザ フリット(B2F/TEL:080-3738-7834)、3.小紋シリーズ 田楽味噌 ¥450、カマンベールチーズ ¥450/ジンゴロウ(B2F/TEL:03-6280-6131)、4.ナイルレストラン カレー ナッツ(GINZA SIX限定)(小)30g ¥700、祇園黒七味ナッツ(小)30g ¥700/ともにココロキッチン キョウト(B2F/TEL:03-6263-8805)

AROMA TRUFFLEの店舗情報

AND THE FRIETの店舗情報

甚五郎の店舗情報

Cocolo Kitchen KYOTOの店舗情報

*営業時間やご予約は、直接店舗へお問い合わせください。
*金額は税込みの価格です。
*2023年7月26日(水)時点の情報です。

[WRITER PROFILE]
藤森陽子|ライター
「食」を中心に執筆するフリーライター。レストランから酒場、スイーツ、コーヒー、お茶などを多数取材し、雑誌「BRUTUS」「Casa BRUTUS」「Hanako」などで執筆。ホテル愛が高じてホテル取材もライフワーク。


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Photos: MEGUMI
Interior Styling: Ami Kanno
Text: Yoko Fujimori
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